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- 2019年11月17日 09:50
【ウォルマート】、スマート・ショッピングリスト!ストアマップと紐付いて場所を表示?

■インストア・アプリで、商品検索と同様に重要な機能はショッピングリストだ。「買い物メモ」「買い物リスト」とも呼ばれ、ユーザーにとって気になる商品や購入予定の商品をメモに残すためのリストになる。
「そろそろ買わないと」といつも考えているのにいざ買い物に出かけるとついつい忘れてしまう...そんなこともショッピングリストにメモに残しておけば買い忘れがなくなる。
普段購入する食品や食材などもショッピングリストを使うことで、買い物途中の目移りによるうっかりミスを防ぐことになる。
子供の誕生日パーティやクリスマス、年末年始のイベントで出す料理からテレビやネットで見かけた料理の食材まで、ショッピングリストを作っておけば何かと役に立つものだ。
お店で実際の商品をチェックするための「とりあえずの備忘録」としても使うことも可能だろう。
スーパーマーケットなど小売チェーンのアプリでは、用途に分けて無限にショッピングリストを作成することができるのだ。
ウォルマートでもアプリを使ったショッピングリストを提供している。
ショッピングリストの作成は簡単だ。ウォルマート・アプリを起動してメインメニューから「サービス(Services)」を選択する。
「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」「バーコード・スキャナー(Barcode Scanner)」などの様々なアプリ機能から「リスト(Lists)」をタップする。
画面トップにある「ショッピングリスト名(List Name)」の入力窓をタップすると英数字を打ち込めるようキーボードが現れ、リスト名をつけることができるのだ。
「毎日の買い物」「2019年クリスマスパーティ用の食材」「ラザニアレシピ」などリスト名を入力後にプラスマークをタップすると商品名を入力する画面となる。
プラスのボタンをタップして「商品バーコードをスキャン(Scan an Item)」もしくは「商品名を入力(Type the Item Name)」を選べるようになる。
商品バーコードのスキャンをタップしてスキャニングすると、商品画像とサイズ・容量まで一致した商品名がリストに加わる。
一方、商品名を入力では「牛乳」「コーヒー」など文字だけがリストに加わることになる。備忘録として例えば「母親に電話」などもリストに加えることが可能だ。
ショッピングリストに加わった商品はチェックマークをつけることができるので、買い物しながらチェックを付けていくのだ。
ウォルマートではショッピングリストを最近、アップデートして便利に使えるようになった。
ウォルマート・アプリにはストアモードがある。ストアモードとは、利用者が店内に入るとGPSによりアプリの画面が自動的に変わり、その店舗で提供している各種サービスからストアマップ、営業時間などの店舗情報を参照でき、AR商品コンパリゾンや店内にある商品のプライスチェッカーなどの機能が使えるモードのことだ。
ウォルマート店内でお客からの最も多い問い合わせは、探している商品の売り場だ。ストアモードでストアマップを表示させ、利用者が商品名やカテゴリーを入力することで店内の在庫場所をマップ内で示す。
今回のアップデートではストアマップ検索機能とショッピングリストを紐付けし、リストにある商品の場所がストアマップ上で示されるようになったのだ。
リストを開くと「マップで商品場所を表示(See Itmes on Map)」があるのでそこをタップすると今いるウォルマートのストアマップにリストにある商品の場所が表示されるのだ。
ストアマップを手がかりにショッピングリストにある買い物を効率的に終えることができるようになる。
ウォルマートでカート一杯に買い物をする主婦にとってはショッピングリストを片手に買い忘れなく、売り場を迷うことなく手際よくショッピングが可能になるのだ。
ウォルマートでは売り場での買い物を便利にするようにアプリ機能はさらにアップデートされていくだろう。
トップ画像:ウォルマートのスマート・ショッピングリスト。リストにあげた商品の場所がアイル(Aisle:通路)番号で表示されるのだ。リストにあるシリアルがアイルF27にあることがわかる。

リストを開くと「マップで商品場所を表示(See Itmes on Map)」があるのでそこをタップすると今いるウォルマートのストアマップにリストにある商品の場所が表示されるのだ。シリアルのF27の場所がマップで示されている。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当ブログでは「ウォルマートで行うべき10のこと」と題してウォルマートでアプリなどを使った世界最先端のIT体験をするように啓蒙しています。ウォルマートは現在、ストアアプリのアップデートを頻繁に行っています。売り場の変化以上にアプリ機能の進化は速いのです。
アップデートの頻繁さで、ウォルマートがいかにアプリに注力しているかがわかるというもの。エントリー記事にあるように知らない間にショッピングリストとストアモードにあるストアマップが紐付けられていました。同じショッピングリストにある商品もウォルマートでは店によって売り場は異なります。
それがショッピングリストにあるストアマップに反映されるようになっています。リテール・イズ・ディテールで、ウォルマートもアプリ芸が細かい!いつも買う商品のリストがあれば、例えばバケーションに行った場所のウォルマートでも迷うことなういつもの商品を購入することができるのです。
「ウォルマートで行うべき10のこと」にまた新たなカリキュラムが増えることになりました。モバイルアプリが消えるまで便利な買い物機能の開発競争は未来永劫続きますね。