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2045年問題とは?シンギュラリティの意味・AI事例

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2045年問題とは何か 

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2045年問題とは、AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出すことが可能になるシンギュラリティが2045年に起こると予測され、それに伴うさまざまな影響、問題の総称のことです。

アメリカのレイ・カーツワイル博士が2005年に著書「The Singularity Is Near:When Humans Transcend Biology」で提唱しました。

・シンギュラリティ(技術的特異点)とは

シンギュラリティとは、日本語で技術的特異点のこと。AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出すことが可能になる時点を指します。この説は、アメリカの数学者ヴァーナー・ヴィンジによって提唱され、レイ・カーツワイル博士も賛同しています。

シンギュラリティとは?技術的特異点の意味・2045年問題・AIによる仕事の変化

レイ・カーツワイル博士が提唱する2045年問題

Photo by Pete Linforth on Pixabay

カーツワイル博士によると、人間の脳は100兆個の極端に遅いシナプスしかなく、2029年には、すでにAIの思考能力が人間の脳の演算能力をはるかに超えるだろうと予測しています。

また、2045年には10万円のコンピューターの演算能力が人間の脳の100億倍になると表現し、これらの予測を「ムーアの法則」「収穫加速の法則」を根拠に提唱しています。

ムーアの法則

ムーアの法則とは、集積回路に使われるトランジスタの数が18ヶ月ごとに2倍に増える法則です。

インテル社の創業者であるゴードン・ムーアにより論じられた指標で、もともとは大規模集積回路(トランジスタ)の生産時の長期傾向における指標を表すものでした。

一般的な公式としては

p=2n/1.5

が用いられ、nは年、Pはn年後のトランジスタ倍率を表しています。つまり、18カ月で2倍、3年で4倍、15年で1024倍の容量のメモリチップが登場することを示します。

ただし、ムーアの法則は物理的な限界を迎えつつあるという意見も存在しています。

NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は、「ムーアの法則はかつて、5年ごとに10倍、10年ごとに100倍だったが、いまでは毎年数%だ。10年単位でおそらくせいぜい2倍だろう。ムーアの法則は終わったのだ」と語っています。

引用文献:「ムーアの法則は終わった」:NVIDIAのCEOがCES 2019でも明言

収束加速の法則

収束加速の法則とは、技術進歩において、その性能が直線的ではなく、指数関数的に向上する法則です。

つまり、新しい技術が発明され、複数のそれらの技術が次の段階の発明に利用されることにより、次世代の技術革新までの間隔が短くなることです。

ムーアの法則では物理的な限界値を迎える半導体の進化も、収穫加速の法則では三次元分子回路などの新たなテクノロジーの出現により、さらなる発展が予測されています。

ヒューゴ・デ・ガリスの予測

Photo by Cody Ellingham on Wikipedia Commons

また、遺伝的アルゴリズムの研究で知られるオーストラリアの研究者ヒューゴ・デ・ガリスは、シンギュラリティは21世紀の後半に訪れると予測しています。

ヒューゴ博士は著書「The Artilect War」(2005)で、近年のAIの急激な進歩から計算すると、21世紀後半にはAIの処理能力は、人間の10の24乗倍(1兆×1兆)になると主張しています。

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