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渋谷区はもう「ナイトタイムエコノミー振興」の看板を降ろした方が良い

以下のような報道が舞い込んできて、一応、ナイトタイムエコノミー業界の識者の一人として認知されてる身としてホンマに悲しくなりますわ。以下、シブヤ経済新聞からの転載。

夜の渋谷でバスケットボール ナイトタイムエコノミー振興に
https://www.shibukei.com/headline/14586/

一般社団法人渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会が主催する、夜の経済振興・文化振興に向けカンファレンスやイベントなどを展開する「WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA」の一環。バスケットボールメディア「FLY Basketball Culture Magazine」監修の下行う今回は、バスケットボールを「観戦型スポーツのナイトタイムエコノミー」として捉え新たな集客を狙う。

「ほほう、興味深い」なんて言いながら当該記事を読み始め、「コートを囲うように鑑賞者用の客席を用意」なんて情報を読んで「おお!!」と思ったわけですが、最後の最後で「開催時間は19時~21時。観覧無料。今月10日まで」とかって情報が出てきて、

「観戦無料じゃ意味ねええええええええええええええええええええええええ」

ってなったワケです。いや、マジで。この観覧無料の観客席を設けたストリートバスケ場に観客がやってきて、そこで1時間そこらの時間を潰したとして、そこにどれ程のナイトタイム「エコノミー」が廻るのでしょうか?「エコノミー」の意味知ってます?経済っすよ、経済。

いや寧ろ、そこに集まった人たちが近所のコンビニで酒とツマミくらいは買うかもしれませんね。で、彼らが酔って騒いで騒音問題を起こし、ゴミを散らかして、近隣苦情を巻き起こす。その「対策」と謳ってしぶしぶスタッフ配備やゴミの整理人を手配し、それを見た周辺住民が「あんな無法者たちの為になぜ我々の税金が」とか言い出し…ってその構図、私どっかで見たこと有りますよ。
貴方達、一体アレだけ社会から糾弾された渋谷ハロウィンから何を学んだんですか?

今年10月31日のハロウィンに際して、私は以下のような記事を書きました。以下、私のYahoo!ニュース側のコラムからの引用。

渋谷ハロウィン問題を解消する為の唯一の方法
https://news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20191031-00149062/

観光客が来るという事は、根源的に地域にとってはコストである。観光客を多数誘致したにも拘わらず、そこで発生する様々なコストを上回る経済効果が地域にもし生まれなければ、観光施策はただ地域のリソースだけを浪費して、リターンを生まないマイナスの政策になってしまう。

国や地域がもし自然や歴史など収益を生みにくい観光資源を「売り」とするのなあば、逆に「そこからどうやってお金を生み出すのか」という仕組みづくりにもっと真剣に取り組む必要がある。そして、この「消費」の観点から観光政策を捉えた時、ナイトタイムエコノミー振興の重要性が見えてくる。

大変申し訳ないですけど、渋谷区の皆さんはナイトタイムエコノミーの基本の「き」すら判ってないっていうか、あの渋谷ハロウィンの大騒動を経験した後も未だこんなことやってる様では本当に意味がない。

最早、明後日の方向にしか行ってないので、たった今から「ナイトタイムエコノミー振興」の看板は降ろして頂いた方が良いと思います。この分野を頑張って推進してきて、延々と世間に向けてあれやこれやと情報発信をしてきた身として、ホンマ悲しくなりますわ。

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