- 2019年11月09日 11:01
親はサンタクロースではない~共同親権のための準備
2/2■「面会交流」では親ではない
そのようにして乳児・幼児は「親」を絶対的に捉えて離さない。これと、1年に1回やってきて豪華なプレゼントをくれる「やさしいおじさん」は当然別ものだ。
これは1年に1回といわず、たとえば月に1回でも同じだろう。
月に1回、プレゼントを抱えて2時間程度「面会交流」するのは、子どもからするとそれはサンタであって親ではない。ある時期までアタッチメント形成する2~3人の内の1人だったその大人は、決してサンタになることはできない。
言い換えると子どもにとっては、アタッチメント形成の重要なパーツだったその人物(「別居親」)は、サンタ以上の存在である。
別居しようが離婚しようがアタッチメント形成に大きな役割を果たしたその親は、子どもにとって「親しい他者」ではなく、くっつき(他者への信頼という力)の刻印に尽力した重要な存在なのだ。
法律論で単独親権か共同親権かを議論する時、こうした「子にとって親とは何か、それはサンタではない」といった子どもの側からの深い議論が欠けがちになる。
これが法律論の弱さで、法務大臣が国会の委員会で前向きな答弁をし始めるなど共同親権が現実化しそうないま、心理学や哲学の議論も射程に収め、より子どもサイドに立った議論をすることが必要だ。
※Yahoo!ニュースからの転載


