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「代表として戦えるのはやっぱり良い、気持ちは何一つ変わっていない」本田圭佑がオリンピック出場に改めて意欲 教育への熱い思いも語る


 オランダ1部リーグのフィテッセへの移籍を発表した本田圭佑が、8日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に現地アーネム駅から中継で生出演。日本メディアとしては初の単独取材となった。

 まず、移籍の決め手について尋ねられた本田は、「最初は練習に参加するだけのつもりだったが、僕がロシアでプレイしていた時のレオニード・スルツキー監督がいるという事情もあって、彼が“すぐに獲りたい”と言ってくれたのが一番大きな理由。そこで考えが変わった。冬まで待ってみようかとも思っていたが、オランダのリーグでプレーできるのであれば、悪くない選択だと思った。ただ、冬の間に再び移籍する可能性もゼロではない」と明かした。

 当初はスペインへの移籍を望んでいたという本田。しかし、なかなかオファーが来なかったのだという。

「メルボルンではポジション変えてテストをしているような部分があったし、それにちょうどいい環境でもあった。そして、ある程度の手応えを掴むことができたので、今度はヨーローッパの舞台で試そうと思った。目指すものがオリンピックということは明確だったし、そこに出て勝つために自分がどう成長すればいいか逆算して考えると、スペインのサッカースタイルがぴったりなんじゃないかと考えていた。ただ、僕の実力を見誤って、なかなかオファーを出さなかった(笑)」と冗談を飛ばしつつも、「オファーが来なかった一番の理由は、オーストラリアで1年プレイしたこと。これが引退に向かう選手だという認識がヨーロッパではあるようで、僕が予想する以上に信頼に繋がらなかったのではないか」。

 フィテッセでの背番号は「33」を選んだ。

「この年齢になってくると、選手としてはベテランと言われるようになる。だから33歳ということを表す数字として選んだ。システムが4-4-2で、監督には右サイドか真ん中のボランチで出ることになると言われている。ロシア時代にはトップしかしかやらないと言って、スルツキーとは何度ケンカしたか分からない(笑)。それが自分をボランチで使えと言うなんて。もちろんサッカーは一人で勝つことはできないし、一つのタスクこなすしか無いが、そこの質で最高のものを求めて、みんなをあっと言わせたい。自分だけが黙々とプレーするのではなく、周りの選手がいいプレーをできるよう 、伝染させたい」。

 そして、そこまでして日本代表にこだわる理由は何なのか。

本田は「本来であれば、サッカー選手がオリンピックに出るのは一回。僕は北京で一度出ているし、オーバーエイジ枠でも再び出るのはレアなこと。33歳なんでどこまでいけるかわからないが、国の代表として戦えるというのは、やっぱり良いんですよね。なんとも言えない良さがある。小さい頃からの夢だったんで、それを継続できるのは誇り。特に今回は東京だということがすごくモチベーションになっている。出たいという気持ちは何一つ変わっていない」と説明。

 また、台頭する若手選手たちを念頭に「テクニックがあって、よく走れて、球捌きが良い選手は多いが、ボールを溜められる選手は少ない印象がある。そこのクオリティについては、まだまだプラスの部分を提供できるのではないか。(久保建英ら左利き選手についても)勢いがあって技術力も高い選手たちだとは思うが、僕とは持っている能力の種類が違うと思うし、基本的にはコンフリクトせず、共存しやすいと思う。ボランチとして出て、彼らを活かす役割が僕の理想だ」と力強く語った。

 一方、カンボジア代表監督としての試合が19日に控える。「監督をやったおかげで選手としての幅が広がったと感じるし、現役の選手が指導者目線で物事を考えるのはオススメだ。勉強したほうがいい」。

 番組の視聴者からも様々な質問が寄せられた。「大事なことは、普段から大舞台で結果を出す自分を意識すること。怖かったりすることもあるが、普段のトレーニングで、大事な場面と同じくらい緊張した環境を想像で作り切る」と話す本田。一方、「好奇心が旺盛過ぎて困ってます(笑)。サッカー意外にも好きなこといっぱいある」投資や教育にも積極的に取り組む。

 「貧しい国に行くこともあるが、22、3歳のとき、自分の子どもくらいの年齢の子が、その弟や妹を背中に背負って物乞いしているような姿を見る機会があった。彼らと僕の違いってなんだ、それは能力の差ではない、と思った。僕が彼らのように生活していてもおかしくないし、彼らが僕のように生活していてもおかしくない。恵まれた環境を与えられたものが何かしないといけないと感じた。教育は、今後の僕の人生を捧げると言っていいくらい重要なファクターだ。教育こそが唯一、世の中から戦争減らせると思う。人間力を高めれば、いかなる場面でも相手にリスペクトを示すことができると思う。それは経済、スポーツ、全てに紐づく。とにかく自分の夢、ビジョンを語り続けること。それに共感してくれる優秀な仲間が集まってくれれば、“十兎追って十兎得る”ことができる。一人では何もできないが、チームでやればいける」。

(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

▶映像:本田圭佑独占インタビュー

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