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- 2019年11月09日 07:02
「ゴネる知事」を演じた小池百合子氏 税金で払ったマラソン経費の取り立てを
2/2石原都政で始まったオリンピック招致

Getty Images
だったらそれを実際にリハーサルしてみるマラソン大会を今年の夏に実施してれば、今回みたいなことにならなかったんじゃないの? このリハーサル大会で新たな改善点を見つけて、2020年の本番にのぞむっていう段取りをしてれば、ドーハはドーハの失敗として扱われ、東京がどうこうって話にならなかったと思うよ・・・。
しかし、大丈夫なのか東京五輪。いざとなると責任を転嫁しあって、誰も責任を取らない責任逃がれの大会になりそうだよな。そうならないように、誰が何をやったのか忘れずに覚えとかないとな。
とにかく元を辿れば石原慎太郎さんが都知事の時代に「オリンピックを呼ぶぞ」ってところから始まったんだよね。2007年頃だよ。長年続く不景気な日本に何か大きな刺激が必要だろうって。それを最初に言い出した時、何言ってんだ石原さんはってけっこう冷ややかに見られてたよ。リオ五輪が決まった時の開催候補に名乗りをあげて落とされたりしてさ。
それが石原さん、東日本大震災を経てから「復興五輪」とか言い出してね。東北の復興を世界にアピールするとか言って。そこに森さんがぬっと出てきて石原さんの背中を押したりしてさ。そのあと都知事が猪瀬直樹さんになって「お・も・て・な・し」で東京開催が決まった。
そうして今に至って、すでに全競技の会場が発表されてるけど、東北方面での開催ってどこになった? サッカーで「札幌ドーム」「宮城スタジアム」「茨城カシマスタジアム」、野球とソフトボールで「福島あづま球場」か。どこもメダルが決まる試合はやらないんだろ。やるのは予選とかだよな。やらないよりはマシだけど、なんかおこぼれみたいな感じだよね。
えっ、猪瀬さんが最近の朝日新聞で復興五輪に関して話してたのか・・・何言ってた? 「東京五輪が決まって、社会が明るくなった。必ずしも被災地に競技会場をつくることではなく、閉塞感に光をともし、復興へ向かうということだった」・・・なるほど、「復興」はあくまで大義名分というお題を拝借したまでよ、って話か。
その結果、東北の会場で一部競技の予選をやることはやる・・・、どう見ても復興というお題の大きさに比べて分け前は少ないね。全世界の注目が集まる競技の決勝戦をやるぐらいじゃないとね。「復興五輪」という名目に釣り合わないよ。
東北で復興マラソンをやればいい

BLOGOS編集部
東京 27・3度
いわき 24・8度
仙台 24・2度
札幌 22・2度
※(いずれも1981年~2010年での8月の平均)
ほらほら、札幌は確かに低いけど、福島も宮城も東京より涼しいだろ。復興五輪を名乗るなら、札幌よりも福島や宮城でマラソンやれば、世界に向けて「復興五輪」の大きな意義が示せるんだけどね。
あのね、1964年の東京オリンピックも復興五輪だったんだよ。戦後、日本はここまで成長しましたって姿を世界に見せる、復興のオリンピックだったよ。首都高を作ったり新幹線を開通させたり、オリンピックに向かって東京は一気に大都市へと変貌していったんだ。
だけど今のところ、2020年の東京オリンピックは問題ばかり次々に出てくるよな。新国立競技場の建設案変更とか、エンブレムのデザインが盗作っぽいとか、東京湾の水質が汚くてどうにもならないとか・・・。なんだか復興五輪の意味が、すっかり準備トラブルからの復興になってるよな(苦笑)。
あーあ、マラソン競歩は札幌移転か。今更ながら小池都知事には粘ってほしかったな。俺にひとついいアイデアがあったんだよ。東京の中で場所を変えて開催するんだ。新たなコースは豊洲市場。あの建物の中をぐるぐる走るの。豊洲は今の東京を象徴する最新施設だし、世界に向けて江戸前の魚をしっかりとアピールできるだろ。
選手も嬉しいはずだよ。ばっちり冷房効いてるし、でかい冷蔵庫も冷凍庫もたくさんあるし、施設の中は猛暑一切関係なしだ。鮮魚ファーストを利用したアスリートファースト(笑)。札幌よりも豊洲ってことで小池さんに宣言してほしいね、「豊洲に移転します!」ってね。
それで引っ越し祝いにサバを配ったらいいよ。「引越しサバ」ってね。おっと、ありゃソバか・・・、ま、魚河岸だからサバでいいじゃねえか、アハハハ。バカだねオレは!
(取材構成:松田健次)



