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ECB専務理事候補シュナーベル氏、域内銀行の低い収益性に警鐘


[ベルリン 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)専務理事就任が確実視されている著名エコノミストのイザベル・シュナーベル氏は、欧州の銀行はデジタル時代の競争力を確保するため投資が必要とされているのに収益性が低いため、満足な投資ができず一段の収益悪化を招く悪循環に陥る可能性があるとの見解を示した。

ドイツ出身のシュナーベル氏は10月31日付でECB専務理事を退任した同じくドイツ出身のラウテンシュレーガー氏の後任に指名された唯一の候補で、今後承認手続きが予定されている。

シュナーベル氏はベルリンでロイターに対し、銀行の低い収益性はユーロ圏の金融安定にかかわる問題に発展する可能性があると指摘。

「欧州の銀行は非常に厳しい状況にある」と述べ、「銀行の収益が低水準であれば、資本を増強して耐性を高めるのが難しくなる。これは金融安定にかかわる問題だ」と語った。

同氏は、ドイツと欧州の銀行業界で再編が進むと予想。特に、ドイツの州立銀行は再編の機が熟していると述べた。

また、「われわれは完全な銀行同盟を必要としており、資本市場同盟をさらに発展させる必要がある」と強調。

さらに、米フェイスブック<FB.O>が導入を計画するデジタル通貨「リブラ」を引き合いに出し、将来的にIT大手が銀行業に参入する可能性について警鐘を鳴らした。「そうなった場合に銀行は膨大なバランスシートを持ちながらも、もはや競争力がないという状況に陥る可能性がある」とした。

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