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一橋祭ミスコンに男性がエントリ

JCASTニュース:一橋大の大学祭ミスコンでトラブル 性同一性障害の男子の参加拒否

非常に興味深い事件が発生中のようだ。

性同一性障害で自己認識では女性の戸籍上男性が、一橋大学の大学祭で行われるミス・コンテスト(当然ながら参加資格は女性に限られている)に参加を申し込んだ。
このエントリに対して主催者の委員会は、戸籍上の女性であることを参加資格にしている条項をタテにして、参加を拒否したところ、そのやり取りが公開された。

そこで、それからが少し歪んだ感じなのだが、次のように書かれている。

その後、学生から議事録を借りた第三者が委員会とのやりとりをツイッターで公開。それを受けて委員会は戸籍性別要件を撤廃した。 しかし委員会は、この学生がツイッターで話題になったことで「知名度・話題性」の平等が保たれなくなったなどとし、最終的にエントリーは認めるが、書類選考が行われた場合「他の要素に関係なく最優先で落とす」と伝えてきたという。

なぜ戸籍性別要件を撤廃するのかがよく分からない上、書類選考では最優先で落とすと伝えるという奇妙な対応になっている。
まるで、直接差別はやめるけど、間接差別で行くから、と自白しているような感じだ。

ただ、もともと、ミス・コンテストという催し自体、ジェンダーイシューとしては微妙な存在だけに、その参加資格というミスコンの中の話にジェンダー論とかセクシャリティ論とかを持ちだしていっても限界があるような気がする。
主催者が、「これは男が女の子たちを品定めする催しだから、性同一性障害関係ないもんねー」と開き直ってしまえば、話はそれで終わりだ。もちろんそのような開き直りには批判があるだろうが、多かれ少なかれはそうした開き直りの上に成り立っている催しではないか。

あとは女性の範囲の問題であって、微調整といってもよい。だからこそ、戸籍の記載にはこだわらないということもできたのであろう。
それにもかかわらず、なお書類選考で必ず落とすなどと通告するあたり、なんだか子供っぽい物を感じてしまうのだ。
まあ、大学生なんだから、子供っぽくて当然なのかもしれないが。

なお、このエントリの内容は上記の記事を見た限りの印象であり、実際のやり取りを確認したわけでもないし、関係当事者の意図を正しく理解している保証はない。誤解があれば、ご指摘願いたい。

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