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神事、祭祀、風水としての首里城

復帰20周年の文化状況を象徴する最大の出来事を、大城立裕先生は、久高島のイザイホーの祭りが滅びたことと記し、共同体の神が滅びた兆候をして捉えていました。

同年に、首里城復元された年でもありますので、興味を引きます。

ちなみに、首里城は、本土の城と異なり、籠城対策の兵糧蔵が無く、もっぱら、政治、行政、外交、そして、神事、祭祀を行う城として活用されていたのであろうと、劇作家の亀島靖先生は語っておりました。

事実首里城には、10名の神々がおり、それぞれ、御嶽と呼ばれる礼拝場があり、有名な園比屋武御嶽 (すぬひゃんうたき)は、場外にあり、一般平民も祈りを許されていたそうです。

また、首里城は、龍脈という「勢・氣」、つまり、「目に見えない磁場やエネルギーを活かす地相学」である、風水を活かした城である点も、重要です。

先日、香港に行った際、近代的な高層ビルに、ボコッと大きな穴の開いているデザインを見、「あれはなぜなのですか」と聞いた私に、現地の方が、「あの穴は龍が通る道です」といわれ、妙に納得しました。

香港の建物もまちづくりも、近代的な、最先端の金融センターという顔と、4000年の道教思想の一種である、風水を活かしていましたが、香港や中国華南地域、台湾、沖縄が、台風や災害が多発するにも関わず、発展してきたのも、自然のエネルギーに逆らわず、上手く、活かし、共存する、風水の思想が盛んであることの現れであると思います。

首里城は、1453年の跡目争いの内乱、1660年と1709年の失火、1945年の地上戦と、今回の火事で、首里城を本格整備した尚巴志の1429年から、590年間で、5回の炎上した歴史がありますが、過去4回は、不死鳥のごとく、再建を果たしてきました。

神事、祭祀、そして、風水の拠点としての首里城という歴史的視点も大切にして、再建に取り組むことが重要であると考えます。

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