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「国会議員の“質問通告”と霞が関官僚の“国会待機”、根本的解決のための知恵出しを」堀潤氏

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 国民民主党の森ゆうこ参議院議員による「質問通告」に端を発する騒動が注目を集めている。国会で使われる答弁の作成のため、国会議員からの質問案を待つ「国会待機」に拘束され、長時間労働が常態化してきた霞が関の官僚たち。「働き方改革」が叫ばれる中、「質問通告」、「国会待機」そしてこのままで良いのだろうか。ジャーナリストの堀潤氏は、国会における議論のあり方こそ問われるべきだと指摘する。

■「未来について語り合り国会を」

 官僚の皆さんは、これからの日本にどういった点を取り入れていけばいいのかといったことも含めて、色々なことを良く知っています。さらに見聞を広めてもらうなど、その時間やエネルギーをもっと別のことに使って欲しいですよね。今の状況は非常にもったいない感じがします。

 だからこそ情報漏洩だと言って犯人探しをしたりするより、こういう事態が起きる根本にある問題を解決するための知恵出しをしてはどうでしょうか。役人が働きづらい環境を国会議員が作ってしまっているのはそのとおりでしょうし、そもそも質問内容の事前通告は情報公開の対象でしょう。森さん自身も“来週はこういうテーマの話をします”ということでツイートされていますし、むしろここは“違う観点のアイデアがあれば教えて下さい”と、開かれたものにしていく努力をした方が良いのではないでしょうか。

 ですから、これは国会議員の質の問題でもあると思いますよね。先日『朝まで生テレビ!』に出演して、各党の若手議員に話を聞いたのですが、官僚制度の改革が必要だとか、そんな話は昔からしてきたし、わかっている、もういいと思いました。そもそも官僚が議員の質問に付き合って夜中まで残業しないといけないのは、答弁する大臣のためでもある。派閥の“待機組”を入れてバランス良く人事を配置します、みたいにしているからこうなる。その分野の専門知識がある議員、場合によっては民間登用でいいじゃないかと、そのくらいの改革が必要でしょう。

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