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即位の礼で、僕が思ったこと

10月22日、即位の礼が行われた。

上皇陛下は30年以上もの間、国民の幸せと世界平和を願い、国民と苦楽を共にしてきた。沖縄、サイパン、パラオ……。さまざまな激戦地を訪れ、第二次世界大戦の慰霊をした。ひとたび災害が起きれば、各地の避難所を訪れ、被災者を慰めてきた。

そのような上皇陛下の思いを引き継ごうという、天皇陛下の意思を僕は強く感じた。たとえば天皇陛下の、「国民の幸せと世界平和を常に願い、国民に寄り添いながら憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」というお言葉だ。

さらに、お言葉の中に、「平和」という言葉が3回も登場している。「憲法にのっとり」というお言葉も、力強くおっしゃっていた。

伝統的な「高御座」に立ち、「三種の神器」を侍従がささげもつことに対して、「政教分離」に反すると、問題視する報道もあった。だが、多くの国民はこだわっていないのではないかと僕は思う。

とはいえ、こうした疑問を堂々と報道できることはとても大事なことだ。500人以上の反対デモが行われたそうだが、賛否はあっても、反対する自由は大切だ。戦時中の言論統制を見ている者にとって、まさに日本が健全な国である証左だろう。

そして、もうひとつ、気がかりなことがある。皇室の次世代についてだ。このままいくと皇族はゼロになってしまい、皇室の伝統が途絶えてしまう可能性もあるからだ。

女性宮家を認めるか、女系天皇についてどう考えるのか。これまで避けてきた問題を、徹底的に、正面から議論すべき時期が迫っている。

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