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衆議院を通過した「著作権法改定」の動き

前回は、怒りをあらわにして、特に文部科学省を「バカの集まり、グータラの集団」と名指しで批判しましたが、ひょっとしたら、以下のような流れだったかも知れません。

・挨拶文から推測されるように、文部科学省の委員会には修正案を含まない本文のみの検討が依頼された。一度目を通している文部科学省委員会はは、変わっていないことを理由にスルー、審議の必要なしと判断。
その後、衆議院の会議場を差し戻されると同時に、自民・公明両党の修正案(違法ダウンロード厳罰化)が提出される。当然出来レースなので与野党ともほとんど文章を読まないでさっさと採決、はい可決。

このように、修正案を文科省にも読ませないものだった可能性もありました。「一番大事で反対を受けそうな法案を、採決直前に修正案として提出」は、今後も多様されそうな手口ですので注意する必要がありそうです。と、言っても、与野党の裏取引の場以外では表に出てこないでしょうから、注意しても打つ手など何もありませんが。
もちろんこの法案はまだ法律となることが決まったわけでもありません。参議院で審議されることになっています。こちはでは、ひょっとしたら否決されるかも知れません。手口や内容のひどさに一部から批判が集中しているため、「我が党にもちゃんとこの法案の危険性を察知し、慎重な意見を持つ者やはっきり反対の立場を取る者もいた」というパフォーマンスをみせておく必要があるからです。その場合は再び衆議院に戻り、3分の2以上の賛成が必要となるようですが、民主・自民の2党だけで3分の2の320議席をはるかに超える409議席を確保しているため、結局法律となることは確実なんですが。

今回の、法律化の過程はどうあれ内容において、JASRACの理事長より「反対はしない」という発言があったようです。

JASRAC菅原理事長、違法ダウンロード刑事罰化に「反対はしない」

以外と喜んでいないのは、ただ厳罰化を入れたくらいでは必ずしも儲かるわけではないことを知っているからでしょう。これをチャンスに如何にビジネスに直結させ、儲ける新たな仕組みを構築する、JASRACとしてはそこまでやって初めてロビー活動の成功でしょうから、まだはしゃぐ段階ではないと考えているのでしょうね。

フェアユースという言葉を使わせないため何の効力もないものにしあげた日本版フェアユース、時代に逆行したリッピング違法化、内容も過程も法治国家としては最低の違法ダウンロード厳罰化。この3つが法律になることはほぼ決まりました。特に後の2つが恐ろしいのは、民事の損害賠償にも直結していること。権利者は裁判において圧倒的に有利な立場を得ることが出来るようになりました。これが、日本のこれからの「文化」の姿なのでしょう、きっと。

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