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村中先生敗訴 池田氏は常識が違う

村中先生の控訴審が敗訴となりました。詳しい内容はバズフィードのこの記事で。
>「控訴人(村中氏)は十分な裏付け取材もせずに繰り返し被控訴人(池田氏)の行為を『捏造』と記載したこと、本件各記事により信州大学の副学長の任にあった被控訴人が結果的に全ての役職を辞任せざるを得なくなるなど影響は甚大」
私も判決内容については仕方がないと思っています。そう法的に「捏造」というには村中先生の取材が甘かった。でも文句書きます。
>信州大の調査でも「捏造」に当たる不正行為は確認されなかったことから、村中氏側の主張は認められないとした。
そう「捏造」ではないのでしょう。でも本来科学者であれば、n=1の結果(ましてコントロールも取れていないネズミの実験)をもってして何も結論めいたことをいうことはできないことは当然知っているはずなのに、テレビでそのプレリミなデータを公表することによって、ワクチンが強い毒をもっているかのような誘導をおこない、その結果今の日本のHPVワクチンの摂取率を落とした。

これを実験のイロハも知らない人間がやったのならまだしも、厚労省が指定した教授という研究代表者。(だからメディアも信じたのだけど)そして今世界から馬鹿にされているだけでなく、今後世界で減少する子宮頸癌を日本では食い止められない恐れがある。そう、倫理的には私はこれでがんが消えたといってとんでも医療を行う悪徳医師とほとんど内容は変わらない。
>「一例に基づき結論を出したなどという行為は、生命科学研究者の常識としては、作為の捏造と同等である」
本庶先生のこの言葉がすべてです。ただ村中先生にはこの名誉毀損という裁判はもう諦めた方がいい。この「捏造」という行為を彼はおこなっていない。ただ常識的な科学者なら誰も行わないレベルの低い間違いをしでかし、それを反省せず裁判という揚げ足をとるような人に関わっても時間の無駄にすぎないから。

3年前に書いた記事ですが、気持ちは何も変わっていません。
でも弁護士の力ってある意味すごい。

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