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女優・八千草薫さん死去に山田洋次監督らが追悼「憧れの存在でした」

 女優の八千草薫さんが、今月24日にすい臓がんのため亡くなっていたことが分かった。88歳だった。


 八千草さんは去年1月、すい臓がんの手術を受け、今年2月には肝臓にもがんが見つかったことを明かし、治療に専念するため、女優活動を休業していた。

 大阪府出身の八千草さんは1947年、宝塚歌劇団に入団。映画『宮本武蔵』や『蝶々夫人』などに出演し、可憐で上品な雰囲気で映画女優としても注目されていた。

 1957年に宝塚歌劇団退団後も、温和な主婦役や上品なおばあさん役などで、映画やドラマ、舞台には欠かせない存在となった八千草さん。プライベートでは、1957年に映画監督の谷口千吉さんと結婚。長年にわたり“理想のお母さん”として親しまれていた。


 突然の訃報に、芸能界からも悲しみの声が届いている。山田洋次監督(88)は「僕たちの世代の日本人にとっては、八千草さんは若いときからの憧れの存在でした。さっき僕も聞いたばかりで、とても驚いています」とコメント。

 脚本家の倉本聰(84)は、「7月に富良野で一緒に食事をして、その時はまだ割と調子が良かったんですよ。『私こんなことならもっとできたのにね』という話をしました」と話し、役者としての八千草さんはどんな人だったか問われると、「とにかく美しいの一言に尽きるけど、その美しさは心からくる美しさだと思うんで。心のきれいさが常にあの人の美しさに出てくるから、ほかの人にはまねできない精神のきれいさを感じましたね」としみじみと語った。


 ドラマ『やすらぎの郷』で共演した石坂浩二(78)は、「まさか、体が悪いことは知っていましたけれど、こういう日が来るのは残念ですね。強い方だと思っていましたから、またご一緒できるんじゃないかと本当に思っていました。だから…残念ですね」と涙を浮かべた。「大学生のころは憧れの方でしたし、本当にきれいで、そういう方と間近で芝居ができたのは本当に嬉しかったんです。一度夫婦の役をやらせていただいたことがあって、その時は幸せだったんですが、今回は本当にしんみりとやれたような気がして、沈んだ意味じゃなくて、静かな芝居をやれて、すごくいい時間でした。あの何とも言えない声が、まだ耳残っていますけれど、あの声がないのかなと思うと…悔しいですね」と話した。

 八千草さんの希望で、葬儀は近親者のみですでに執り行われていて、お別れの会などの予定はないようだ。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)

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