- 2019年10月25日 15:20
厳戒態勢の渋谷ハロウィン 今年の人気仮装コスプレ衣装はこれだ
この数年の間に、あっというまに秋の風物詩になったイベント・ハロウィン。渋谷では仮装をして街に繰り出す若者が年々増え一大イベントとして盛り上がりを見せる中、昨年は逮捕者が出る騒ぎにもなり、渋谷区は25日から一定期間の路上飲酒を禁止しました。同区は渋谷駅周辺の店舗にもお酒の販売自粛を要請するなど厳戒態勢を取っています。

そんな話題の渋谷にも店舗があるディスカウントストア大手の「ドン・キホーテ」さんに話を聞きました。

ドンキ渋谷店では飲酒の販売を一時取りやめ
約3000種類のハロウィングッズを取り揃えているという「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」。同店はハロウィンで最も賑わいをみせる渋谷センター街のすぐそばで営業していますが、多くの人が集まるとされる週末の26日およびハロウィン当日の31日は、夕方の18時から翌日の朝5時まで酒販売コーナーを封鎖しアルコール類いを一切販売しない予定です。「稼ぎ時」での販売自粛について、同社はどう受け止めているのでしょうか。

ドン・キホーテを運営する「株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)」広報室の松本昌也さんは「当然、お店としてはお酒の売り上げがその間ないということにはなります」と店舗の売り上げが下がることを見越した上で、「しかし、お店は街と一体だと考えています」と話します。
「街の安全があり、そこにお客様の足が向くという状態があってこそのお店だと思いますので、渋谷区の安全対策を強化するという動きにしっかり協力していきたいと思っております」(松本さん)と、売り上げがダウンするとしても街の安全を最優先にした渋谷区の対応に理解を示しているとのことです。
今年のトレンドは「ディズニー映画」
一方、渋谷では非常に凝った仮装をした人たちが街中を闊歩し、外国人旅行者の中にはハロウィン目当てに日本を訪れる人もいるようです。今回はラグビーW杯日本大会との開催も重なり、外国人の参加も加わりより賑やかになることも予想されます。
渋谷店では全国の店舗の中でも最も多く約3000種類のハロウィン関連商品が販売販売されているそうです。そんな中、今年の人気コスチュームは「ディズニー映画」とのこと。

「今年はアラジン実写版などディズニー映画の新作が数多く放映されたため、ディズニーキャラクターの売り上げが特に好調ですね。また、年末公開の『スターウォーズ』関連も人気です。
また、『オールドスタイル』、いわゆるキョンシーや死神、ドラキュラといったハロウィンと聞いて一般的に思い浮かべるようなコスチュームの売り上げも伸びています」(松本さん)。

さらに、近年の傾向としてファミリーでもハロウィンを楽しむ人が増えてきているようです。

「小さいお子さんも楽しめるように家の飾り付けを充実させたいということで、例えばかぼちゃ型のポットやお菓子を入れられるミニバックといったものも人気です」。

「数年前には”ハロウィンは仮装して街に繰り出して盛り上がる”というイメージが強かったと思うのですが、『街に若者が繰り出す様子を見て、うちも自宅で家族でやってみようか』ということでファミリー層が自宅で楽しまれるような動きというのも去年、今年にかけて増えてきているという印象です」と松本さんは説明しています。
果たして今年の「渋谷ハロウィン」は大人も子どもも、そして行政にとっても「良い」ものになるのか。注目が集まっています。
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