- 2019年10月25日 08:21
【ウォルマート】、年末商戦オンラインセールを前倒し!流通コンサルタントのあるある?
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■ウォルマートは23日、年末商戦のオンラインセールを前倒しして開始することを発表した。年末商戦期は11月の第4木曜日となる感謝祭日の翌日金曜日から12月24日までだが今年、例年より短くなるためセールを前倒しして対応する。
25日の東部時間午前0時から始まる「アーリー・ディール・ドロップ(Early Deals Drop)」ではエレクトロニクスやゲーム、おもちゃ、ホーム、スポーティンググッズをオンラインで在庫分を大安売りする。
ハロウィンより早期となるジャンプスタートセールでは、ビジオ製55インチ4Kスマートテレビを100ドル値引きして398ドルにする他、油を使わないオイルレスフライヤーを30ドル値引きの39ドル、キッズ向けトランポリンを25ドル値引いて99ドルで提供する。
ウォルマートはまた、買い物が便利になるようデジタル化にもこれまで以上に注力する。
特設ページの「ギフトフ・ァインダー(Gift Finder)」ではプレゼントの貰い手の性別や年令(世代)、送り手の予算、贈りたい商品カテゴリーの項目を選択することでプレゼントを選んでくれるサイトだ。
11月1日に公開される「スキャナブル・トーイ・カタログ(Scannable Toy Catalog)」は、アイフォンやアイパッドなどiOSデバイスにダウンロードしたウォルマート・アプリでカタログ上のオモチャをスキャンすると簡単に買い物が可能という。
ウォルマートは昨年の年末商戦から拡大し全スーパーセンターに展開した「チェックアウト・ウィズ・ミー(Check Out With Me)」を混雑緩和で対応する。
チェックアウト・ウィズ・ミーは、クレジットカード読み取り端末やプリンタなどのブルートゥース機器を携帯した専用スタッフがレジ以外の売り場で会計を行うシステム。
利用方法は「チェックアウト・ウィズ・ミー」の文字が入ったマークを肩から斜め掛けにした専用スタッフに声をかける。購入したい商品のバーコードを読み取らせた後、クレジットカードを渡して清算するだけ。
スタッフが携行するプリンタからペーパー・レシートを受け取り、売り場からレジを通らずそのまま商品をもって帰れる。なお電子レシートでも受け取ることが可能だ。
店内サービスでは「ドットコム・ストア(DotCom Store)」もスーパーセンター全店で行っている。ドットコム・ストアは在庫切れした商品などをスタッフが代行注文するサービスだ。注文品は宅配にしたり、店内でもピックアップできる。
ウォルマートは今年、「無料翌日配達(Free NextDay Delivery)」も開始する。数十万アイテムが対象となる翌日配達では会員費等がないことがウリとなっているのだ。
ウォルマートは5月、購入額35ドル(約3800円)以上であれば、無料で翌日配達サービスが受けられる「ネクストデイ・デリバリー(NextDay Delivery)」を開始。ネバダ州ラスベガスとアリゾナ州フェニックスから始めた翌日配達サービスは南カリフォルニアなど40〜50都市に拡大している。年末までに対象地域はアメリカ国内の4分の3近くに達するという。
対象となる商品は洗剤やオムツなどの家庭用品に家電、玩具、パッケージ食品などネット注文の頻度が高い22万品目となる。
ウォルマートは大安売りだけでなく11月から「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」や「アナと雪の女王2」などの人気映画に合わせた店内イベントも開催する。
例年通りサンタクロースの撮影会も11月9日、12月7日に行う。
トップ画像:11月1日に公開される「スキャナブル・トーイ・カタログ(Scannable Toy Catalog)」は、アイフォンやアイパッドなどiOSデバイスにダウンロードしたウォルマート・アプリでカタログ上のオモチャをスキャンすると簡単に買い物が可能という。