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【アマゾン】、チェーンストアと提携しボピス拠点を拡大!地殻変動で藁にも縋る新現象?

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■ネット通販最大手のアマゾンは23日、GNCなど大手チェーンストアなど提携して店内で注文品を手渡しするサービス「アマゾン・ハブ・カウンター(Amazon Hub Counter)」を拡大することを発表した。

繁忙期となる年末商戦に向け、アマゾンロッカー以外にボピス拠点(BOPIS:Buy Online Pickup In Store)を増やし利便性を高める。一方、提携するチェーンストアはピックアップに来る客足を増やせるメリットがある。

今回新たに提携されたのはサプリメントなどなどの健康および栄養関連製品を販売を手掛けるGNC、小規模の薬局を組織化しているヘルス・マート(Health Mart)、デパートメントストアチェーンのステージ・ストア(Stage Stores)の3社。

アマゾンはこの提携により当日や翌日配達、2日間配達などで1,500ヶ所のピックアップ用カウンターを増やすことになる。

アマゾンは今年6月、ドラッグストアチェーンのライトエイドとも提携している。

利用者は注文時に自宅のジップコード(郵便番号)から利用可能なボピス拠点を選択する。提携先店舗のカウンターに注文品が届くと利用者は通知を受け取り、メールにあるバーコードをスキャンし注文品を受け取ることになる。

なおカウンターでは注文品を14日間保管が可能という。

アマゾンからの注文品の受け取りでは、キャンパス内や学生街などに展開するピックアップ拠点に加え、アマゾンのリアル書店のアマゾン・ブックス・ストアの一部にアマゾン子会社のホールフーズ・マーケット、コンビニエンスストアのセブンイレブン、アパレル・ディスカウンターのステインマートなど数千ヶ所に導入されているアマゾンロッカーがある事例がある。

アマゾンロッカーはスペースの都合から注文品を3日間のみの保管にとどめている。またアマゾンロッカーは最近、一部の大規模アパートメントにも導入されている。

アマゾンの宅配サービスには配達員が留守宅のスマートドアを開けて宅配するサービス「アマゾン・キー・インホーム(Key In-home Delivery)」や利用者の車を宅配ボックス代りにするサービス「アマゾン・キー・イン・カー・デリバリー(Amazon Key In-Car Delivery)」、配達員が自宅のガレージ扉を開けて宅配するサービス「アマゾン・キー・インガレージ・デリバリー(Amazon Key In-Garage Delivery)」がある。

 デパートメントストアのコールズは今年4月、約1,150店でアマゾン専用の返品カウンター等を設置すると発表。集客の増加によりコールズでは返品カウンターをほぼ全店での展開にしている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社のIT&オムニチャネル・ワークショップではネットで注文した商品を店やロッカーで受け取る体験を行っています。実際に受け取ってみないと細かなことが分からないことがあります。例えばアマゾン・ロッカーではスマートフォンでバーコードを表示させてスキャンして読み取らせて注文品をピックアップします。

スキャン後に勢いよく、いきなりロッカーの扉が開くので、場所によっては(軽くですが)頭にぶつかる可能性があります(実際、頭に当たりかけて参加者が驚いたことも)。またロッカーに注文品を保管できるのは3日間のみです。時間的制約があるため、ワークショップでロッカーを使う準備には気を使って注文しなければなりません。

見方を変えればネット注文が増えるプライムデーやサイバーマンデーではすぐに一杯になるということです。年々、ネット注文が増加している年末商戦では数千ヶ所に増やしてもロッカーは満杯で使えないことが頻繁に起こります。

⇒アマゾン・ブックスの一部にロッカーを備えているところがあります。アマゾン・ブックス・マリナ・デル・レイ店ではピックアップ・ロッカーをチェックイン制にしています。チェックインとは注文品を取りに行く前に利用者が取りに行くことを通知するシステムです。ここでのポイントはピックアップから15分前にチェックインしなければならないという時間の短さ。

見方を変えればマリナ・デル・レイはアパート住まいが大半を占めているため(置き配の盗難も多い)、それだけすぐにロッカーが注文品でいっぱいになるのです。したがってチェックイン制にして、ピックアップに来る利用者の事前通知でロッカーの裏側から注文品を入れています。

一方でアマゾンの台頭により買い物の仕方が変化(いわゆる地殻変動)し、チェーンストアは集客に苦労しています。大量の店舗閉鎖に追い込まれているチェーンもあり、ライトエイドなどアマゾンの注文品を手渡しするサービスを「わらにもすがる」思いで始めています。

 チェーンストアに増え始めたアマゾン・ハブ・カウンターは地殻変動の新たな現象といえますね。

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