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ラグビー精神が日本人の心に刻まれた機会としてのワールドカップ

 ラグビーワールドカップ、日本は南アフリカに敗れ4強進出はなりませんでしたが、日本代表が見せてくれた素晴らしいシーンの数々が日本中を感動で包み、世界に衝撃を与えたこと、長年のラグビーファンとして本当に嬉しく思います。私自身は世界ランク1位として大会を迎えたアイルランドへの逆転勝利、そして鮮やかなトライを次々に決めて初のベスト8を決めたスコットランド戦をライブで観ることができ、本当に感動しました。

 私が何よりも嬉しいのは、ラグビー精神が多くの日本人の心に刻まれる機会になったことです。

 ラグビーの魅力のひとつはフェアプレー精神、そしてOne for All, All for Oneという言葉に代表されるチームプレーです。また、カナダやアイルランドの選手が台風19号の被災地でボランティアをしたことに象徴されるように、良い選手である前に、良い人間であることを追求しているのも魅力的です。

 そういう意味で私が感銘を受けたのは、オーストラリア代表として1988年の最優秀選手に輝き、神戸製鋼の7連覇にも大きく貢献した快足ウイング、イアン・ウイリアムス選手です。1994年に牧山ひろえ氏(現参議院議員)が主催する会で出会い、衆議院議員だった2012年3月に再会する機会がありました。

 今回の日本チームでは多くの外国人選手とともにOne Teamとしてプレーしましたが、その先駆けになったのがウィリアムス選手です。

 彼はオックスフォード大学出身の弁護士でもあり、神戸製鋼に行ったのもラグビーよりもビジネスキャリアを積むためとのこと。日本とオーストラリアが共同投資するプロジェクトを法律面から支える仕事をしていて、オーストラリア大使館が共同開催するシンポジウムの案内に彼の名前を見つけ、興奮してオーストラリア大使館に連絡したところ、その日の午後、議員会館に気軽に会いに来てくれました。

 お互いのその後の人生について、ラグビーの新しい戦術について、日本の政治状況について、また、共通の問題意識として、ビルマへの持続可能な投資の在り方、また法整備支援についての彼らとの連携の可能性について話しました。私が2か月前の1月9日にアウンサンスーチー氏に会ったことを話すと、彼女とは大学が同じこともあり、民主化に向けた動きを応援しつつ、ビジネスへの影響を注視しているとのことでした。

 4つのトライを挙げたウイングの福岡堅樹選手は医師を目指すとのことですが、民主党衆議院議員として同僚だった石森久嗣氏も慶応大学が日本選手権で優勝した時のプロップで、その後は医師としても活躍した方です。今回の活躍した選手たちの今後の人生にも注目したいと思います。





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