- 2019年10月22日 16:49
即位礼正殿の儀、家族で万歳
10月22日、この日は朝から即位礼の報道一色で詳細にわたり紹介が続いた。
大相撲を現場で見るよりテレビの方が詳しい説明つきで分かりやすいが、即位の礼も同様であった。
現上皇様が即位された時、私は郵政大臣、閣僚として全ての行事に参列したが、あれから30年の歳月が流れた。歴史の大きな移り変わりの時に、直接参加できたことは光栄なことで、懐かしく思い出している。
高御座(たかみくら)に立たれた古式豊かな束帯の天皇陛下、威風堂々と即位を天下に宣明された。
続いて安倍晋三首相が祝辞(寿詞・よごと)を述べ、万歳を三唱した。私の時は海部俊樹首相であった。私は家内と共に松の間の正面に位置する席で、外国元首等と並んで万歳を唱和したものだ。
今回はテレビの前で倅家族と万歳を叫んだ。天皇の存在が日本にとってどんなに大事なものかを孫達に実感として受け止めてもらうには、これはこれでいいものだと思った。
即位の儀式は1300年以上前の飛鳥・奈良から平安時代にかけて整えられたという。明治維新から、中国王朝の唐にならった装束などを一新、日本風に改め、開国による儀式の国際化も進んだ。西洋の王室儀礼を参考に、天皇と皇后が並び立つように規定され、「御帳台(みちょうだい)」に皇后も立つようになった。
雅子妃は婚約前に外務省職員として私の郵政大臣室に同僚と来られたことがあって、後々までその光景がテレビで映されたものである。
十二単(ひとえ)姿に身を固めたお姿は本当に美しかった。台風の被害をおもんばかって、パレードは11月10日に延期になったが、妃殿下のお体を考えるとかえってよかったと思った。
ちなみに大正、昭和の時代には首相は階段下に立って挨拶、万歳をしたが、今は天皇と同じ松の間で行っている。現憲法の国民主権を原則にする配慮である。
海外から参列した国や機関は180超となった。平成の時は160だったが、当時私は大臣の務めとして何度も飛行場に足を運び、各国要人を迎えたものだ。
安倍首相は各国要人らと元赤坂の迎賓館で相次いで会談を行っている。25日までに約50カ国の要人と会談をもつが、まさに祝賀外交である。饗宴の儀、総理主催の祝賀会等が続くが、世界に向けて日本の皇室や、その文化伝統を発信する最高の機会である。又、国民も天皇、皇后両陛下に一層親近感を抱いたと思う。
令和に相応しい、素敵な御世の移り変わりであった。



