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二度と話したくない人に共通する3つの「ない」

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空気が読めない人には、どんな特徴があるのか。BBT大学副学長の宇田左近氏は「空気が読めない人には、共通して3つの『ない』がある」という――。

※本稿は、宇田左近著『インディペンデント・シンキング』(KADOKAWA)を再編集したものです。

写真=iStock.com/Rawpixel
※写真はイメージです


共通点その1「アイスブレイクのセンスがない」

オンラインでの会話、通話が一般化してきた一方で、リアルでの対話は今まで以上に重要な役割を果たすことになるだろう。特に初対面の相手に対しては、最初の数分でお互いの障壁を取り除くことが肝要となる。いわゆるice breakingという導入部分だ。

お互いのコミュニケーションをとるための環境を作れない、すなわちice breakingのセンスがない人は「空気が読めない人」の代表格だ。いきなり自分の話したいこと、聞きたいことに入っている人は、唐突感をおぼえた相手が内心うんざりしている可能性が高いと考えるべきだろう。一方で、周辺の話題に終始し一向に本題に入らないというのも、相手のイライラの原因になる。

お互い気持ちのいいアイスブレイクのためには教養、話題の引き出しの多さが必要だ。加えて相手へのリスペクトや理解しようとする気持ち、好奇心がないとできない。慣れ親しんだ組織の中なら、入社年次とか、何部の誰を知っているということだけで済むが、その意識のまま、訓練の機会もなく自己流で対外コミュニケーションをとっている人は意外なほど多い。

自分の主義主張を話し始める人は信頼されない

ビジネスのシーンでいきなり相手のパーソナルな話題に踏み込むのも要注意だ。年齢や家族構成、住んでいる場所、あるいは出身大学などは、日本ではわりにフランクな話題として受け入れられているが、そういうパーソナルな話はある程度関係ができてからと考えるべきだ。

子供の話題、たとえば「今日はこの年で運動会に駆り出されて大変だった」とか「娘は海外留学を目指しているけどなかなか英語が上達しなくて」など、一見へりくだった会話をしているようだが、相手は独身、子供の話なんてどうでもよいと考えているかもしれない。

自分の主義主張から入るのも考えものだ。新聞で大企業の不祥事などが話題になっているときに「あれはひどいですね」などというと、実は相手はその道のインサイダーであって、ワイドショーや新聞には出てこない本当のストーリーを知っていたりする。決してそれをあなたに明かしてはくれないが、この時点であなたへの信頼はゼロとなる。

一方、オンラインでの初対面の場合、相手のいる場所などを理解していればお互いの離れた場所の情報交換などもスタートにはよいかもしれない。しかし画面以外の情報を把握できないので、ややまどろっこしいのも事実だろう。情報量が限られるだけに、よりice breakingの力が試されることになる。

共通点その2「議論の目的が見えない」

今何の目的で話しているか、手短に相手に伝えられない、伝わらない。これも、空気が読めないと見られる人の共通点だ。相手は「いったいなぜこんなことを議論するのだろうか」「この話を聞いて何になるのだろうか」と訝しがる。そして「今こんなことを持ちだすなんて空気が読めないやつだ」となる。こういう人は、そもそも自分でも何を聞きたいのか、聞くことで一体どのようなネクストステップにつなげたいのかをわかっていない場合が多い。

上司からの指示なのか、あるいは報告書を丁寧に書きあげたいのか、「インプットが欲しい」というだけでコミュニケーションする人たちだ。このタイプは、何といっても「知っていること」が重視される組織に多く見られる。何か聞かれたときに「それは知っています」ということに価値があるのであって、万一「知りません」などといったら「勉強不足」の烙印を押される。なのでコミュニケーションは一方通行、相手から見れば「自分勝手だ。空気が読めないのか」となり、結果として、相手に時間を割いた意味を感じさせられないで終わる。

「貴重なお話を賜ることができ……」はダメ

ヒアリングはイーブンに終われ――。議論の目的に向けて論理的な対話ができれば相手も「自分の頭も整理された」と感じるだろう。あなたとの対話によって、対話終了後、相手も一定の満足感を得られるというのは大事だ。こいつと話してよかったと思われるかどうかである。

また目的が共有されていない場合に議論の最中に相手の関心が急速に薄れることがある。「その話題は関心ないなぁ」「今話すべきことはこれなの?」といった何とも言えない雰囲気が漂う。

ひとたび時間の無駄だと思ったとたんに、首を回しながらこりを和らげる素振りなんかも見せたりする。要は早く帰ってくれというサインだ。このような場合はそれまでの対話のポイントを頭のなかでフレームワークに落とし、それをベースに自分の得られた意味あいを示しつつ次の質問を進めることとしたい。相手が「なんだ、意外によく整理されているな」と思えば、再び議論に戻ってくれる可能性がある。

いずれにせよ、相手の関心事も考えずに自分の聞きたいことだけ聞いて、あとは「本日は貴重なお話を賜ることができ……」といった通り一遍のメッセージを送るだけとなると、二度と相手にしてくれないだろう。これは悪気なくやっている人が多い。

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