記事

天皇は奇跡的存在、世界の主要国でエンペラーは1人だけ

1/2
2013年、オランダ国王の即位式に出席され、国際親善を果たされた(時事通信フォト)

1993年、ご成婚パレードで笑顔を見せられる両陛下(写真/時事通信フォト)

 天皇陛下が即位を宣言される『即位礼正殿の儀』が10月22日に行われる。世界の王室では、イギリスからはチャールズ皇太子、オランダのウィレム国王夫妻、スペインのフェリペ国王夫妻、ベルギーのフィリップ国王夫妻、サウジアラビアのムハンマド皇太子などが参列する予定だ。大統領などの首脳級では、ドイツのシュタインマイアー大統領、トルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、インドのコーヴィンド大統領らの参列が予定されている。

【別写真】ご成婚パレードで笑顔を見せられる美しき雅子さま

◆「世界最古の王朝」支えた天皇の人柄

 なぜこれほどまでに多くの世界の要人たちが天皇陛下の即位に関心を持ち、集うのか。米出身の弁護士で、日本文化や皇室の歴史に詳しいケント・ギルバートさんはこう説明する。

「日本の皇室は、ほかに類を見ない、2000年以上続く『世界最古の王朝』です。歴史が長い国はほかにもありますが、国名が変わらずひとつの国として突出した歴史を持つ国は日本以外にはありません。そうした貴重な歴史の中心にいたのが、天皇と皇室なのです。

 世俗の権力から一定の距離を置き、ひたすら国民の安寧を祈り続ける天皇という存在は、世界に唯一無二の奇跡的な存在です。そのことに、世界の国々が敬意と憧れを持っているのです」

 実際、ギネスブックにも、日本の皇室は「世界最古の王朝」と記録されている。

 上皇陛下から天皇陛下への譲位は、第119代光格天皇以来、約200年ぶりだったことが注目された。日本人にとっては“たった200年前か”という感覚だが、太平洋の向こうのアメリカ合衆国は建国そのものから250年も経っていない。アメリカ在住の作家で、国際外交関係に詳しい冷泉彰彦さんが解説する

「世界の外交の常識で言えば、総理大臣よりも、大統領よりも、国王よりも、エンペラー(天皇、皇帝)が最も“格式”が高い。首相や大統領はその時代の国民に選ばれた代表であり、国王は王家を継いできた人ですが、エンペラーは国の文化や宗教などを含めたもの、つまり“文明の代表”という位置づけになる。

 たしかに20世紀まではドイツやオーストリア、エチオピアなどの国でエンペラーを名乗ることがあったが、長い歴史の中でずっとエンペラーであり続けたのは日本の天皇だけ。今の世界の主要国の中で、エンペラーはたった1人、日本にしかいないのです」

あわせて読みたい

「天皇陛下」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    毎日が40億円超減資で中小企業に

    岸慶太

  2. 2

    感染拡大するスウェーデンの日常

    田近昌也

  3. 3

    森氏発言に見えた「五輪難しい」

    文春オンライン

  4. 4

    鼻マスク失格 秩序守った監督官

    木走正水(きばしりまさみず)

  5. 5

    プペルも? 泣くための映画に疑問

    かさこ

  6. 6

    菅首相 イエスマンだらけの失策

    毒蝮三太夫

  7. 7

    嬢告白 おっぱいクラスターの今

    文春オンライン

  8. 8

    中国で停電続く 対豪報復がアダ

    NEWSポストセブン

  9. 9

    テレ東が先陣 マスク着用で好評

    BLOGOS しらべる部

  10. 10

    医療整備に腹くくれない首長たち

    中村ゆきつぐ

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。