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ZOZO事業売却をめぐる前澤前社長の経営姿勢に疑問

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「ZOZO社員の皆さん安心して」は誰からのメッセージか

話を冒頭に戻せば、何も疑うことなくガキ大将についてきて、知らぬ間に大人の親分の下に売り払われた子供たちは不憫です。前澤氏社長退任の翌日、突然ZOZOのホームページ上のカンパニーステートメントに、「いよいよ私たち社員が主役です」という異例のコメントが掲載されました。これは誰の意思で書き込んだメッセージであるのか。

「ZOZOTOWN」公式ウェブサイトより

掲載場所と内容から考えて、社員の意思でないことは確かです。最も考えられるのは、「ZOZO社員の皆さん安心して」と自身のSNSにも書き込んだヤフーの川邊健太郎社長。あるいは、置き去られ組を牽引する澤田宏太郎ZOZO新社長か。

いずれにせよ、ZOZO従業員の気持ちを察し、大量離脱を恐れてのメッセージなのではないでしょうか 。社員の気持ちを顧みることなく自己利益確保に走った子供経営者の尻拭いに、大人の経営が早速動き出したと読み取れるものです。

一方の前澤氏、社長のイスから降りた途端にしたことは自身のツイッターでの世論への反論。「これまでは上場企業の社長として言えないことがあったけど、今後はフェイク記事にはしっかりと反論していきます」とし、自身への「無責任経営」との批判に対して「失礼なことを言うなよ。ヤフーさんとの未来にかけたんだよ。経営判断。それが創業オーナーのできる最後の決断だよ。何も知らないくせに軽く言うなよ」と、必死の反論を展開しています。

ヤフーとの共同会見に立った前澤氏は、「43歳になってアタマも鈍っている。急いで新しい事業を興したい」と今後の抱負を語りました。私から氏の新しい門出に何か言葉を贈るとすれば、「43歳にもなったのですから、まずはもう少し大人にならないと、また不憫な社員たちをつくることになりますからご注意ください」といったところでしょうか。

同時に子供経営者が去ったZOZOには、ヤフー主導の大人経営の下でECサイトとしての復権と発展に期待したいところです。

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