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プロ野球ドラフト会議の楽しみ方 選手の表情や言葉に隠れた本音に注目

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「プロ野球ドラフト会議」が始まりました。選手の将来と球団の今後の成績を左右する1年に一度の大切なイベントですが、プロ野球に興味がない人にとっては面白くもなんともないかもしれません。

ところが、選手にとってはくじ引きで人生を左右される一大事。どの球団が人気選手の交渉権を得たかという結果以上に、意中の球団に引き当てられて喜んだり、もしくは会議で指名すら受けなかったりと、その表情や人生模様に思わず感情が揺さぶられるかもしれません。

ドラフト会議の楽しみ方を考えてみました。

「よっしゃ!」のガッツポーズが見られるのは1位指名だけ

2018年のドラフト会議=共同通信社

ドラフト会議と言えば、監督や社長など球団の代表者が箱に手を入れてくじを引き、当たりを引いた人が「よっしゃ!」と控え気味に叫んでガッツポーズ。そんな光景がおなじみかもしれません。

ところが、このくじ引きは「1位指名」の選手だけで行われていて、会議の冒頭でしか見ることができません。

ドラフト会議の仕組みはこうです。毎年、ドラフト会議では、甲子園を沸かした高卒ルーキーや、大卒の即戦力投手などに指名が集中する傾向があります。そこで公平性を保つために、一人の選手について各球団がくじ引きを行い、当たりを引けば選手との交渉権を得ることができます。

ここで、はずれを引いた球団は1位指名されなかった選手を指名していくことになります。いわゆる「外れ1位」で、ここでもくじ引きを行います。それでも、外れれば、また別の選手を選ぶ。12球団がそれぞれ1位指名を終えるまでそれが繰り返されていきます。

1位指名に漏れても… 大人気の原監督に真っ向勝負のカープ川口投手

ここでも、一つのドラマがあります。巨人の原辰徳・監督。プロ野球に詳しくない人でも名前と顔が一致する数少ない選手かもしれません。古い話ですが、1980年のドラフト会議の話です。

原監督は端正な顔立ちで人気を集め、高校野球の地方大会にも多くのファンが集まる現象は「原フィーバー」と呼ばれました。東海大学でも安定した実績を残し、ドラフト会議の目玉でした。

予想通り、読売ジャイアンツ、大洋ホエールズ、日本ハムファイターズ、それに広島東洋カープの4球団が競合して指名。入団した巨人でスター街道を進み、今年からは2回目の監督を務め、名実ともに巨人を代表する選手になりました。

同じセリーグで、くじを当たり損ねた広島に「外れ1位」で指名されたのが社会人に進んだ川口和久投手です。指名を受けることを周囲に漏らしていなかったため、思わぬ指名に所属していた企業も準備がままならず、作業着姿にジャンパー、トンボ眼鏡という姿で職場にいる川口投手がテレビに映し出され、当時のカープファンからも失笑が漏れたそうです。最近ではなかなか見れない光景ですが、選手の予期せぬ姿が見られたのもドラフトの醍醐味です。

川口投手はカープに入団後は安定して実力を発揮。1995年にFA移籍したジャイアンツ時代を含め、通算139勝を挙げ、うち39勝がジャイアンツ戦。1位指名はなりませんでしたが、原選手が所属するジャイアンツキラーとして活躍し続けました。

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