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台風その後 教員間のいじめは酷い

台風19号の被害は、情報がわかるにつれ増え、今日15時現在、亡くなった人は66人、1人が心肺停止、15人が行方不明、212人がけがとなっています。

軽井沢では、まだ3800軒余りが停電しています。20日に予定されていた、大きなマラソン大会も中止になりました。庭に落ちた木を集めたら一山になりました。近くには、樹木が倒れたお宅もあります。北陸新幹線は、当面の間、臨時列車ということで、来週来る予定だった友人も来るのを止めました。被害がひどかった地域では、日常を取り戻すには時間がかかると思いますが、まずは人命第一でお願いしたいと思います。

さて、台風の情報がニュースのかなりの部分を占めていますが、酷いと思ったニュースは、教員間のいじめです。いじめはよくないと指導する立場の教員が他の教員を集団でいじめていた、という耳を疑うようなことが起きていました。

神戸市東須磨小学校の20代の男性教諭が、先輩の同僚教諭4人からいじめを受け、9月から欠勤している、ということです。加害教諭の2人は、校内のいじめ対策担当だった、ということですので、許せない深刻な事態といえます。市教育委員会によると、男性教諭へのいじめは昨年から始まり、「ボケ」「カス」などの暴言を浴びせる、コピー用紙の芯で尻をたたく、女性教員に性的メッセージを強要する、辛いものが苦手な男性教諭を羽交い絞めにして激辛カレーを食べさせ、いやがる様子を動画に撮っていた、など信じられない内容です。

こうした事態に、被害教諭は前の校長に相談しようとしましたが、加害教諭の中心になっていた女性教諭が校長の紹介による、いわゆるお気に入り?で、耳も傾けてもらえなかったそうです。現在の校長は状況を把握しながら、加害教諭も反省しているとして口頭での対応にとどめ、市の教育委員会には「教職員間のトラブルを指導した」と報告しただけでした。被害を受けた男性教諭の家族が市に相談して、ようやく事態が把握されたということで、管理職の責任も重いと思います。

加害教諭4人は、学校運営で中心的な立場にあり、発言力が強かったということで、ものを言いにくい雰囲気だったということですが、そのような言い訳ですまされる問題ではありません。被害を受けた男性教諭(25)は、弁護士を通じて児童と保護者あてのメッセージを市教育委員会に送っています。児童向けには「急に先生が変わってびっくりしたね。ごめんね。」と、また前向きな子どもたちに「大好きですよ」と呼びかけるもので、よい先生だったことがうかがえます。

いじめられたら誰に相談しなさいと子どもたちを指導してきたのに

「その先生が助けを求められずに、最後は体調まで崩してしまいました。「ごめんなさい。」みんなの前でまた元気になった姿を必ず見せに行きます。その日を夢見て先生も頑張ります」
と記しています。市の教育委員会は、前の校長も含めて対応ぶりを調査するということで、有識者を交えて問題を検討し再発防止を図る方針、とのこと。
子どもたちに信頼される教育現場を取り戻すために、最大限の努力が求められます。




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