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グラドル保育士が日本のモラルを破壊する

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■ 「R=restricted(制限された)」

はじめにいくつか引用したこれらのグラビア写真は、日常生活とは離れた不自然な姿態と衣装と撮影技術により、ある種の「R=restricted(制限された)」表現であることは確かだ。

こうした不自然な表現の消費者はヘテロ男性であろうが、グラドルが「副業」として販促に使われる過程で(ネットやテレビなどに掲載されるなかで)、当然「R」する必要のある子どもたちの目に触れることだろう。

製作者やモデルたちが想像する以上に、表現の拡散のスピードは速いと僕は想像している。いま現在にでも、この「グラドル先生」の姿態と画像は、園児たちの目に飛び込んできているかもしれない。

上にあげた「NEWSポストセブン」記事では、このグラドル保育士は以下のようなコメントをする。

子供たちと一緒にやる「手遊び」をオーディションで披露すると、すごく受けがいいんです。大人でも子供でも無邪気に喜んでいる顔を見ると、こっちも嬉しくなります。ただ、大人の男性も根は子供たちと一緒なのかな、とも思います(笑い)。

出典:保育士グラドル・江藤菜摘「自由な働き方を提案できたら…」

何かがおかしくないか? 一方で過激なグラビアを披露するモデルが、一方で保育士として子どもと大人(そのなかには「父」も含まれるだろう)を批評する。その父たちへの批評は「ヘテロ男性」全般への批評や見方が含まれており、さらに言うと、自分のグラビアを消費する男たちと、手遊びに興じる子どもたちを同じ地平で評してる。別の次元にある人々(子どもとヘテロ男性)について、その2つの次元を無邪気に突き抜けて混同させる。

この境界の突き抜けこそが、道徳破りの行為を許してしまうモラルの破壊だ。あるいは道徳の根源的ゆらぎがここにあると思う。こうしたモラルの根源的ゆらぎが、

(笑い)

でまとめられていることが僕は不気味だ。

社会の価値の崩壊は、前世紀前半のような恐怖政治から来るのではなく、今世紀においては「(笑い)」とともに来るのだと提示されているようだ。

※Yahoo!ニュースからの転載

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