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疑惑が尽きない韓国の「たまねぎ男」ついに法務大臣を辞任

写真:YONHAP NEWS/アフロ

 10月14日、韓国のチョグク法務大臣が、電撃辞任を表明した。さまざまな疑惑を抱え、むいてもむいても疑惑が尽きないことから、「たまねぎ男」と揶揄されており、就任後、わずか1カ月あまりの発表となった。

 チョ氏の疑惑とは、家族ぐるみの不正投資や、娘の大学への不正入学等で、すでに妻は私文書偽造罪で在宅起訴されている。

 チョ氏は辞任にあたり、声明文を発表した。辞任の理由について、「これ以上私の家族のことで大統領と政府に負担をかけてはいけないと判断した」とする。

 さらに「検察改革は学者と知識人として私の一生の使命であったし、長い間、追及してきた目標だった」としながら、「思わぬことが起こった。国民にあまりにも申し訳ない。特に傷ついた若者たちには本当に申し訳ない」と謝罪している。

 チョ氏は続けて、「私が席から降りてこそ、検察改革の完遂が可能になると考える。私は検察改革のための『焚きつけ』に過ぎない。私の役割はここまで」と語ったが、声明文の具体的な中身は乏しかった。

 チョ氏のいう「焚きつけ」とは、10月8日に発表された、検察の権限を縮小する改革案のことだろう。韓国国内に7カ所ある特捜部のうち、4カ所を廃止して捜査権を削ぐほか、聴取時間を8時間以内に制限するなど、人権尊重を重視する項目が盛り込まれている。

 この改革案を提示した段階では「最後の瞬間まで検察改革に邁進する」と語っていたが、その「最後」は意外にもあっけなくやってきた。

 チョ氏は今後、一人の市民に戻り、家族を支えていく意向を示している。

「健康状態が悪い妻は、1日1日をギリギリで過ごしている。人生で最も苦しい時間を過ごしている家族の側に一緒にいなければ、一生後悔する」と心境を明かしているが、これから検察の捜査が自身に及ぶ可能性もある。

 チョ氏の法相就任については、賛成派・反対派の間でそれぞれ大規模なデモが起きるなど、世論が二分されていた。今回の辞任が、文在寅政権にどう影響するのか注目される。

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