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中小河川の氾濫から東京を守る:地下調整池の整備

 台風19号の猛威と被害の大きさを見るとき、天災の怖さを実感させられるとともに、日頃からの備えが大切であることを痛感した。

 また、避難指示については、発令が早すぎるくらいのほうがよい。堤防が決壊すると一気に濁流が押し寄せ、逃げる時間がない。

 最近は、過去最大級の台風、記録的な猛暑、記録的な集中豪雨、記録的な長雨、など、「記録的」と形容されるような異常気象が続いている。

 東京のような大都市は、集中豪雨に弱いと言われているが、私は、都知事地代に対策を加速化させた。従来は、時間50ミリの降雨に対応できるように、護岸の整備、調節池や分水路の建設を行ってきた。

 河川の水量が増したときに、地下に巨大なプールを作って、そこに水を誘導して一時的に貯め、氾濫を防止するシステムが調節池である。50ミリまでは、河道で、それを超える部分を調節池で対応するようにした。

 しかし、最近の降雨特性や浸水被害の発生状況を見ると、それ以上の対策が不可欠であり、標整備水準を引き上げ、区部では75ミリ、多摩部では65ミリの降雨に対応できるよう護岸や調節池などの整備を進めることにした。

 まず護岸整備については、46河川、324kmの整備が着実に進められている。

 調節池は、12河川26箇所がすでに供用開始となっており、貯留量は225万㎥である。

 また分水路は、5河川8カ所で12㎞が完成している。

 善福寺川の調整池を視察すると(下記の動画参照のこと)、その巨大さに圧倒されるが、それが集中豪雨から家屋の浸水を防ぐ大きな役割を担っている。今回の台風19号でも、善福寺川は氾濫しなかった。

 「備えあれば憂いなし」、防災対策を怠ってはならない。以下の資料が参考になる。

https://www.youtube.com/watch?v=hwbGCuPm23A

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/river/chusho_seibi/index.html

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jimusho/yonken/koji2/chikacho.html

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