記事

台風19号への備えーまずは命を守るための対応を

 史上最大級とも言われる台風19号が近づいてきました。まもなく、東海地方か関東地方に上陸する見込みのようです。

 まず心掛けるべきは命を守るための最善の対応です。

 私は衆議院議員だった頃、災害対策特別委員会に属していたこと、また、紛争地域で平和構築活動していた時、戦争でインフラが破壊された社会は、様々な災害に対して非常に脆弱な状況にあることを身をもって感じたこともあり、台風や地震や津波、大雪などの被災地の視察を行い、そこから学べることは何か、被災者の方々との対話を続けてきました。地震や津波と違い、台風はあらかじめ進路を予測して対応することができます。自分が住む地域の防災情報や避難所の開設情報をホームページなどで確認して、最善の対応を取って頂きたいと思います。

 また、自分自身の自転車や植木、物置などが凶器にならないように安全と思われる場所に移したり、窓ガラスに養生テープを貼ったり、代替品としてガムテープなどで窓ガラスの飛散防止を図ることはこれからでもできる対応です。また、停電になる前にできる限り携帯電話は充電しておいた方がいいでしょう。

 『津波てんでんこ』という言葉があります。津波が来たら、周りの人のことには構わず、まずは自分の命を守れという意味です。ただ、利己的に自分だけが助かれば良いということではありません。まず自分の命を守ることが他人の命を危険に晒すリスクを低減すること、また、自分の命を守るためには、家族や周囲の人々とあらかじめ連絡を取り合って、どのような行動をするのか、しっかり話し合っておくことが何より重要という意味を含んだ言葉です。これも、通信や電気がつながっている今ならできます。

 2011年9月の紀伊半島大水害を視察した時、同じ年の3月に起こった津波の被災地と全く同じ状況が広がっていることに衝撃を受けました。制御不能な濁流と人々の身を切り裂き飲み込む大量の漂流物が、海から来たか山から来たかの違いだけでした。今回の台風が生み出す暴風雨が同様の状況を生み出す懸念は大いにありますので、何よりも命を守るため、是非、慎重に対応して頂きたいと思います。

あわせて読みたい

「台風」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    感染減 季節性よりGoToが要因か

    木走正水(きばしりまさみず)

  2. 2

    菅首相を吊し上げ 予算委の惨状

    青山まさゆき

  3. 3

    日本は親の資産で人生決まる国に

    ABEMA TIMES

  4. 4

    ワクチン接種に消極的な日本人

    島田範正

  5. 5

    コロナで世帯数激減 23区の危機

    中川寛子

  6. 6

    日銀総裁 財政状況は極めて深刻

    ロイター

  7. 7

    河野大臣のTwitterに感じる恐怖

    文春オンライン

  8. 8

    マホト恋人の今泉が出した答え

    文春オンライン

  9. 9

    バイデン氏の大統領令に反発も

    My Big Apple NY

  10. 10

    タバコ事業に政府が関与する恥

    松沢しげふみ | 参議院議員(神奈川県選挙区)MATSUZAWA Shigefumi

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。