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元アスリートも多い「ラグビー日本代表の妻たち」 リーチ マイケル、堀江翔太、中島イシレリ...... ラグビーW杯2019の舞台裏 - 「週刊文春デジタル」編集部

 9月20日から44日間かけて行われているラグビーW杯。10月5日夜に生中継された日本対サモア戦の視聴率は平均32.8%、瞬間最高で46.1%(関東地区)を記録。今年放送された全番組視聴率のトップに躍り出るほど、ラグビーW杯がかつてない盛り上がりを見せている。

【写真】家族と飛行機の中で写真を撮るリーチ選手(本人Twitterより)

アイルランド戦での勝利に沸く日本代表 ©AFLO

 “格上”のアイルランドに接戦の末に勝利するなど、予想外の番狂わせで魅せる日本代表。ラグビーには、居住年数などの一定の条件を満たせば、どの国の代表としても活躍できる独特の文化がある。日本代表メンバーも約半数が外国出身の選手だ。ダイバーシティを体現する選手たちだが、その妻もまた、様々なかたちで彼らをサポートしていた。

日本代表のリーダーを支える“大和撫子”な妻

 東京・府中市の分倍河原駅から徒歩10分ほど歩いたところに、赤いテントが目を引くカフェがある。ベスト8への進出をかけたスコットランド戦を控えたある平日の昼に訪れると店内は満席。入り口すぐ右手には、50枚以上の色とりどりのソーサーにラグビー選手のサインが描かれている。

 このカフェを営むのは、ラグビー日本代表を率いる主将、リーチ マイケル選手(31・ニュージーランド出身)とその妻・知美(さとみ)さん(31)だ。店名である「Cafe+64」の由来は、ニュージーランドの国番号なのだという。

 リーチ選手と知美さんが結婚したのは2012年。

大学の同級生だった2人

「リーチ選手と知美さんの出会いは大学3年生の頃。当時、2人は東海大学体育学部の同級生でした。知美さんは高校時代にバレーボール選手として活躍し、大学在学中はライフセービング部に所属し、スポーツマネージメントを学んでいたそうです。リーチ選手は在学中、20歳以下が出場するラグビージュニア世界選手権に日本代表として出場。一流ラガーマンの道を着実に歩んでいました」(テレビ局関係者)

 知美さんは出会った頃のリーチ選手の印象について、「Going! Sports&News」(日本テレビ系)で「シャイで全然喋らなかったので、日本語が喋れないと思っていた」と語っている。

 現在は娘と3人暮らし。合宿や遠征で会えない日々も多いというが、ラグビーのために生きるリーチ選手を、知美さんは見守り続けている。

元テニス選手の美人妻は“欽ちゃん”の親戚

 15歳で来日して以来、人生の半分を日本で過ごしてきたヴァルアサエリ愛選手(30・トンガ出身)。埼玉工業大学時代、白菜農家でアルバイトをしていた際に、“トンガからの留学生”として「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)に出演したこともある。スクラムの最前線で相手と組み合う、日本代表のパワー担当だ。

 そんなアサエリ選手が2013年に結婚したのは、元テニス選手の萩本愛里さん(32)。愛里さんは12歳でテニスを始め、20歳で日本テニス協会のプロ登録選手となった。現役時代には国内で行われた硬式テニスの国際大会に出場し、ダブルスで5度優勝。2009年には、ビーチテニスに転向し、競技普及に尽力していたという。

 現役当時の「スポーツ報知」のインタビューでは「(ビーチバレー選手の)浅尾美和さんとライバルになれたら。一緒にビーチを盛り上げていきたい」と語っている。

愛する妻からとった日本名

 実はアサエリ選手の日本名の“愛”は、愛里さんの名前から取っているという。2014年に日本国籍を取得した際に現在の名前になった。

「アサエリ選手の愛妻家ぶりは有名ですよ。『スポーツ報知』のインタビューでも『落ち込んだ時には応援してくれる』『彼女の声がないと諦めてしまうので嬉しい』とコメントしているほど、彼女の存在が欠かせないようです。実は愛里さんは萩本欽一さんの親戚です。アサエリ選手は欽ちゃんに会ったことはないそうですが」(スポーツ紙記者)

 愛里さんは現在、3人の子供を育てながらキッズテニス教室のイベントで講師を務めるなど、選手としての経歴を生かして活動している。

「愛里さんはメディアに露出することはありませんが、日本代表の練習場ではよく見かけます。日本代表は徹底した食事管理をされているので、食べ物の差し入れなどはありません。アスリートだった愛里さんも、よく理解されているんでしょうね」(同前)

初恋の男性と結婚。同級生からアスリート妻へ

 堀江翔太選手(33・日本出身)は日本人FWとして初のスーパーラグビー(日本を含む5カ国で行われる国際リーグ戦)の選手となるなど、日本ラグビーを牽引してきた一人だ。

「堀江選手を支えているのは、“幼馴染妻”の友加里さん(33)です。2人は小中学校の同級生で、イギリスからの転校生だった友加里さんに、気さくに話しかけたのが堀江選手だったそうです」(テレビ局関係者)

 2人は2012年に結婚。2人の娘に恵まれ、現在は4人家族だ。

「堀江選手のトレードマークでもあるドレッドへアは、友加里さんの手編みです。友加里さん自身が様々なメディアで『ドレッドを編む時間は家族の時間』と明かしています」(同前)

妻に「ちゃあちゃん」と呼ばれる超重量級選手

 チーム1の超重量級・中島イシレリ選手(30・トンガ出身)を「ちゃあちゃん」と親しみを込めて呼ぶのは、妻の理恵さん(29)だ。千葉の居酒屋で出会い、2014年に結婚。2015年に帰化した際には、妻の姓である「中島」を自身の名に加えた。

 理恵さんはFacebookで頻繁に中島選手が取り上げられた記事を投稿している。

 今年7月30日の投稿には中島選手へのエールが綴られている。

《長男であるちゃあちゃんが日本国籍を取得し 中島姓でいきていくことを選び 日本の代表としてラグビーをするために日々努力していること とても嬉しく誇りに思います 頑張れちゃあちゃん》

 2歳の長男と今年5月に生まれた次男とともに、中島選手の活躍を見守っている。

夫を支えるために選手引退を決意した妻

 世界トップクラスの判断力を持つ、身長166㎝の“小さな巨人”田中史朗選手(34・日本出身)。ラガーマンとしては小柄な体格だが、世界を股にかけた経験を生かしてW杯3大会連続3度目の代表入りを果たした。

 そんな田中選手を支える妻の智美さん(31)は、身長171cmの元アスリートだ。かつて三洋電機バドミントン部で活躍し、オリンピック出場も目指していた。「仲睦まじい“ノミの夫婦”ですよ」と語るのはスポーツ紙記者だ。

「田中選手と智美さんの足のサイズは同じで、靴を共有することもあるそうです(笑)。智美さんは田中選手との結婚を機に、『彼を支える』と引退しました。アスリートフードマイスターの資格を取得し、毎日の食事にも気を配っているそうです。アスリート経験を生かしたマッサージのケアなどもしている。元アスリートならではの “内助の功”を発揮しているようです」(同前)

「ラグビーが恋人です」という若手選手も

 日本代表メンバーにはシングルの選手も多い。

「次期主将候補との呼び声の高い姫野和樹選手(25・日本出身)は、2018年の『Sportiva』(集英社)の取材に対し、『2019年まではラグビーが恋人』と語っています。オリンピック後は医者を目指している福岡堅樹選手(27・日本出身)や、スプリンターとして日本代表の中核を担う松島幸太朗選手(26・南アフリカ出身)も独身です。彼らがどんなパートナーを選ぶのか楽しみですが、ひとまず選手としての成長を見守っていきたいですね」(同前)

 日本代表としての重圧を背負い戦いに挑むラグビー選手。彼らの妻は、そんな彼らと共に闘う一番身近で強力な“サポーター”なのだ。

 

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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