TH氏とは東京駅の改札で別れたのだが、新幹線の改札がやけに混雑していた。嫌な予感がした。案の定、新幹線の出発が遅れていた。駅混雑のため、30分程度の遅れだった。
要するに「今日のうちに移動しよう」という乗客が、座席指定できないため、自由席に殺到しているらしい。しかもJR東海、当初はマニュアルに従い自由席利用者は自由席車両にと暗黙のうちに誘導していたらしく、それが混雑に拍車をかけたようだ。
僕がビールをゲットし(これは難しくなかった)、予約していた列車に並んだ頃、ようやくJR東海は「自由席のお客様、指定席車両のデッキや通路を利用できる扱いにしています」と放送を始めた。もちろん気の付く自由席利用者は指定席車両も利用しているのだが、それを正式に容認したわけだ。
今の新幹線の駅はホーム側にもドアがある。ホームが混雑するとそのドアのセンサーが働き、閉まらなくなるようで、それがまた遅れの原因の1つだったらしい。
僕の列車が出発したのはほぼ60分遅れだった。通路にもたくさんの立ち客がいたし、品川と横浜でも乗り込んで来た。その後、途中の通過駅でも遅れが加算された。こだま、ひかりの降車に時間がかかったのだろう。名古屋では乗降客が多いため、さらに遅れた。
結局、京都駅に着いたのは90分遅れ、真夜中となった。残念なことに、あと30分余計に遅れれば特急料金の払い戻しになったのだが。
問題は、駅から自宅までの帰りである。金曜日にかぎり、京都0時17分発という最終の地下鉄がある。しかし、それを待つのもバカバカしいので歩いて帰ることにした。「最終の地下鉄に乗ったとしても、家に着くのが5分程度早くなるだけだろうし、その程度急いでも仕方ない」と思った。雨も大して降っていなかった。
ということで、その日のうちに帰ろうと1週間程度前にスケジュール変更したのだが、結果は「当初の予定通り」翌日の帰宅となってしまった。
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- 2019年10月12日 10:13