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  • mkubo1

昨晩のスペインの株価は典型的な「行って来い」

昨晩は、下記のスペインIBEX35の日中足がすべてを物語っていると思います。
朝方は最大前日比5.92%上昇!が終わってみれば、-0.54%の下落!

高低差、なんと6.5% !!!


とりあえずは、先週に引き続き、スペインの銀行セクターへの支援を好感したものの、あくまでも、止血に過ぎないということでしょう。

ギリシャ問題の最大の懸念は、離脱となったときの、周辺国への負の連鎖なわけです。

そこが、このスペイン支援にもかかわらず(銀行セクターの強化)、まだ、不安なのかもしれませんね。

この周辺国への連鎖は、ユーロのコミットメントしかないわけですが...


ただ、繰り返しになりますが、根本は、景気をどうするかです。

日本人は、不良債権処理は、厳格な値段で、不良債権から実現損を出すことを知っています。

最大損失が確定して、初めて、次に行けます。

バッドバンク構想はその一環です。

景気を回復させないと、残念ながら、不良債権は増加してしまします。


一方で、スペインが、今回言われています1000億ユーロの支援を受け取ったら、これは対GDP比約10%になります。

単純に、スペインの債務残高が増えます。

しかし、この1000億は3% という低利融資ですので、利払い負担は、市場調達より軽減されます


で、ここで問題なのは、既存の非支援国のギリシャ、アイルランド、ポルトガルでしょう。

ギリシャは発言権なしかも知れませんが、他の2カ国は、スペインへの融資条件と自国への条件の相違に対して、不平不満を言い、条件変更を迫るかもしれません。

ポルトガルの国債利回りが急低下しているのは、そういう背景かもしれません。


しかしながら、市場は、スペインの次にターゲットを絞っているでしょう。

そうイタリアです。

防衛軍も大変なのです。


ということで、とりあえずは、支援を好感はするものの、まだまだ、解決への道のりは長いということを示唆しているスペインの株価の動きだと思います。


【スペイン株価:IBEX35:日中足】

リンク先を見る


スペイン国債の利回りも上昇していますが、5月末の高値は、まだ、超えていません。


【スペイン10年債】

リンク先を見る

肝心の景気についてですが、原油価格を見る限り、先行き、明るくないですね。

この辺で止まれば、良いのですが、下抜けると、世界的に一段の景気減速感が出てしまいそうです。


【WTI先物期近】
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