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倉持由香さんにガッカリ!私のグラビアに対する意見 - 石川優実

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倉持由香さんが、以前に「BLOGOS」で書いていた「週刊少年マガジン表紙」の記事『「雑誌の表紙はグラドルの夢」週刊少年マガジンからグラビアを奪うな』を読んでがっかりした。

BLOGOS編集部

倉持さんは、なぜコンビニに置かれるエロ本やマガジンの表紙の水着に対してフェミニストが規制を求めているか、何も知らないのだろう、知るつもりもないのだろうと感じたからだ。ツイッター上によく見られる、「女の嫉妬」だったり「フェミニストはエロが嫌い」だったり、「水着の女性が不快」だと思っているんだろうな、そう感じさせる記事だった。

グラビアを客観視できていないことに失望

グラビアを愛しグラビア界をよくしていこうとずっとやってきた倉持さんが、グラビアの世界以外から、この社会構造の中のグラビアを見ることが出来ていないことに残念でならなかった。

倉持さん、グラドルがグラビアをしていること、露出をしていることでセクハラに遭ったり侮辱されることが少なくないこと、知らないわけないよね? 多くの女性が痴漢や性犯罪にあった時に「露出をしていたから誘ってたってことだろ」と言われ続けてきたこと、知らないわけないよね。昔、痴漢撃退したよね。その時に受けたバッシングのこと覚えてないのだろうか。冤罪じゃないのか、売名じゃないのか、過剰防衛なのでは? など、今の女性差別やセクハラを訴える人へのセカンドレイプそのままじゃないか。ずっとずっと、この社会はそうなんじゃないですか。

色々な背景があっての意見なのだから、もう少し考えて欲しい。

悪いのは水着の表紙ではなく受け取り方

写真AC

今回は私のグラビアに対する意見を書こうと思う。

私はコンビニに置かれるマガジンの表紙の水着の女の子を規制することは行き過ぎだと考えている。最初は、このままの社会だと規制されても仕方ないな、と思っていた。今なら反対しなくても済む世の中に変えることはできるんじゃないかと思っている。

私が一番問題だと感じているのは、「コンビニという0歳から男女が継続的・日常的に使用する場所」で「いやだろうと好きだろうと何も感じなかろうと目にする」ということ。そして問題のあるものとは、「水着の女性」ではなく「水着のように露出の多い格好をしている人は男性のためであるというメッセージにより、全ての女性がそうなんだと思ってしまう」ということ。

確かに私もマガジンの表紙等の話が出てきた時に、「本の中には全然あってもいいと思うんだけど、表紙はやめた方がいいんじゃないか」と安易に発言をしたことがある。だけどこれはその後によくよく考えて、「いや、問題はそっちじゃじゃなくて受け取り手の意識の問題なのではないか」と考えるようになった。

何でマガジンの表紙を目指している子側が何か行動を変えなければいけないんだろう。悪いのは勝手に「露出している女性は全て男を誘うためにしていると勘違いする方」なのに。

グラドル、キャバ嬢、AKBはいなくなるべきなのか

BLOGOS編集部

「#MeToo」をし、ジェンダーの問題について考えるようになった時に、「グラビアアイドルもキャバ嬢もAKBみたいなアイドルも日本からなくなればいいよね」と言われたことがある。

彼女はフェミニストであると思う。性犯罪や女性差別をなくそうとしている人間。私はこう返した。「グラビアアイドルもキャバ嬢もAKBのようなアイドルも、一人の人間であって、もののように扱う人がいなくなればいいんだと思う」と。

グラビアアイドルやキャバ嬢やAKBみたいなアイドルへの差別的侮辱やセクハラ、性犯罪が起こることをその仕事をしている人のせいにせず、人として普通に尊重すれば良いだけの話であり差別的侮辱やセクハラや性犯罪をする人を絶滅させればいいのでは? と思う。いつも通り、差別する側を批判すればいいのだ。

何で、女性を売りにしている人のことになるとそうなってしまうんだろう。痴漢やセクハラはされる側でなくする方が悪いのはいつどんな時でも一緒なはずでしょ。女性的なことを売りにする人にだけそれが適用されないのはおかしいと思う。これではセカンドレイプと変わらないと思う。差別やセクハラはする側に問題がある。誰に対しても何に対しても、そういう姿勢で私はいたい。

女性を売りにしている職業自体が女性差別だから、なくせばいいという人は多い。これに関して私は、確かにそれらの職業が生まれたのは女性差別的な構造や思想からかもしれないとは思う。だけどそれによって、この職業の楽しさを知った人、目指した人も確実にいる。それは職業選択の自由だし、表現の自由だとも思う。「#MeToo」してフェミニストになった今も「脱ぐ」という表現を続けたい自分にとって、すごくモヤモヤする問題だった。

「露出の多い女性は誘っている」と勘違いする人々

Pixabay

私がグラビアと「露出の多い女性は誘っているのだと勘違いする人間」を結びつける理由を説明したい。

コンビニに並ぶグラビアの目的は明確だ。あれは男性のために作られ、男性のために売られている。

水着のグラビアが並ぶのは男性誌だけ。男性が買うと想定される雑誌だ。女性向けの雑誌に水着の写真が載るときのほとんどは、「水着の女性」ではなく「女性が着ている水着」を見てもらいときだ。グラビアアイドルが女性誌に載ることはほとんどないと思う。載っていたとしても男性誌に載るときのような表現はそうそうない。

簡単に言うと、「グラビアの女性は男性を良い気分にさせるために水着になっている。」もちろんそれが悪いとは言っていない。そういう仕事だ。男性に見てもらうことを一番の前提とした表現方法だ。

もちろんその中に「自分が水着になりたい」人もいるだろう。だけど単独では成立しない。グラビアは「自分が水着になりたいかつ男性に見てもらうため」もしくは「自分は水着になりたくないけど男性に見てもらうため」。どちらかだと思う。想定している読者が男性なのだから当然のことだろう。そこには大前提として「男性のため」がある。それがはっきりとしている。グラビアには「女性が男性のために脱いでいる」というメッセージがしっかり込められているし、作る側もそうだろう。

何度も言うが、もちろんそれは悪いことでもなんでもない。仕事として当然のことだ。もう一つ言い添えておきたいのは、「そもそも男性のために脱いでいようと本人の望まない行為をしてはいけない」ということ。「男性を喜ばせるために脱いでいる人」だって、それは「男性と性行為がしたい」でもなければセクハラがされたいわけでもない。

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