ファンタジーだ、などと早速先ほどの記事に対してご批判を頂戴した。
過日の埼玉県知事選挙ではないが、野党系の皆さんがたった一人の当選者しかいない選挙で勝利を収めるためには、一般的には自民党支持と見られる保守層の有権者からも支持が得られるような候補者を担ぎ上げるとともに、その掲げる政策自体も対立を煽るような尖鋭的なものではなく、実現可能性がある穏健で周到なものである必要があるだろう、というのが私の基本的な認識である。
埼玉県知事に当選された大野さんは、国民民主党を離党し、無所属を標榜して立候補されたが、自民党に対しても推薦を求められていたという報道があり、現実に川口市の経済界の主だったメンバーや川口市の自民党員や地方議員の方々の中には大野さんのために積極的に動いておられた方がそれなりにおられたようだから、大野さんの勝利はまさに自民党の支持者やいわゆる保守層・中間層が動いた結果だろうというのが私の率直な感想である。
人物を見極め、政策を吟味して投票される保守層の方を、私は良識的保守層と呼んでいる。
昨日の枝野氏の代表質問や本会議の開催を遷延させた合同会派の国対の皆さんは、残念ながら私の言う良識的保守層の方々の心を掴むことに失敗したと見るべきだ、というのが先ほどの私の記事の趣旨である。
良識的保守層などはファンタジーだなどと言われてしまうと、私の説は成り立たなくなってしまう。
いやあ、困ったなー。
まあ、立憲民主党が相変わらず保守層に支持を広げる目はないな、という結論自体は変らないのだが・・。
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- 2019年10月08日 16:34