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追悼・金田正一氏 「歴代最高投手」に選ばれカネやん節炸裂

金田正一氏の400勝は誰にも超えられない記録となった

今年2月、週刊ポスト誌上では原辰徳監督との対談も行った

巨人のキャンプを訪れると、選手たちが「大先輩」を囲んだ(2017年)

 プロ野球の国鉄、巨人で活躍した金田正一氏の訃報は、野球ファンに衝撃を与えた。「カネやん」のニックネームで愛された金田氏は、史上唯一の「400勝」など数々の伝説を残してきたが、一線を退いてからも本誌『週刊ポスト』で「誌上総監督」として数々の切れ味鋭いコメントを残してきた。

【写真】今年2月、巨人・原監督と対談した際のツーショット。満面の笑みだった

 今年に入ってからも、レジェンドOBたちが互いを選んで投票した結果をまとめた『プロ野球史上最高の選手は誰だ?』(宝島新書)で投手1位に輝いたことを受け、金田氏は豪快に笑いながらこう話していた(『週刊ポスト』2019年8月16・23日号)。

「他人様から史上最高の選手とか言われなくても、自分でわかっとる。大きなお世話だよ。ワッハハハ。悪いがワシを(投票結果で10位タイだった)大谷翔平(エンゼルス)と一緒にするんじゃない。大谷の非凡さ、素質は認めるが、まだまだこれから。あれだけ足が長いと重心が高くなって大変じゃ。大谷は投げた時に首が傾くクセがあるが、下半身で投げていない証拠。もっと下半身を鍛えてタメができる投手になっていかなければいけない。

 野球人として一流か一流でないかは現役を終えてみないと分からない。それがワシの考え。ワシと比べちゃいかんというのは、そういうことじゃよ。大谷を凌ぐといわれている佐々木朗希(大船渡高校)は背も高いし、腕も長い。懐が大きく理想的なフォームじゃが、プロに入って“割りばし(細い体格)”でやっていけるかだな」

 今季のプロ野球では6月にヤクルトがセ・リーグ最多タイの16連敗を喫し、パ・リーグ首位だった楽天が10連敗、さらにリーグ4連覇を目指す広島が11連敗という「大型連敗」が続いたことを受けた際には、金田氏はこうコメントしていた(同8月2日号)。

「ワシが現役時代の国鉄はとにかく弱かったが連敗はしなかった。なぜか? ワシがいたからだよ」

 その上で、金田氏はロッテ監督時代の1978年、当時の球団記録となる15連敗を経験した当時のことをこう振り返っていた。

「不思議なもので連敗する時は何をやってもダメなんじゃ。ワシのような強いピッチャーがおればよかったがおらんかった。監督のワシが投げようかと思ったぐらいだよ」

 令和の時代を迎えても、“カネやん節”は健在だった。

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