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関電の金品受領には呆れる

関西電力は、一昨日2日、役員など20人が、高浜原発がある福井県高浜町の森山栄治氏(故人)から、計約3億2千万円の金品を受け取った問題で、昨年秋まとめた会社調査報告書を公表しました。原子力部門を中心に、2006~2017年に、現金や金貨などが渡されていました。現金のほかスーツ券、金貨、小判などがあり、1回で現金1千万円を受け取ったケースもありました。

多いのは、鈴木常務執行役員が1億2367万円、豊松副社長が1億1057万円で、原子力事業本部で幹部を務めた2人で全体の7割超を占めました。金貨などが菓子折りの底に入れてあるなど、どの時代の話かと思います。森山元助役は、地元の顔、有力者で、受け取らないと怒られ、原発を運用するために、やむを得なかったと関電では言っているようですが、論外です。

森山元助役は、原発関連事業を受注した業者から資金を得て、関電幹部などに配り、その業者は、関電側から少なくとも過去3年間に計約20億円超の工事を受注していた、ということです。関電の受け取った人たちは、返すことができなくて会社の金庫に保管していたとか、50万円もするスーツ券のほとんどは使われていたとか、金銭感覚がマヒしているとしか思えません。

このような会社が原発を動かしていてよいとは思えません。全国で再稼働した原発は7基で、そのうち大飯3、4号機、高浜3、4号機の4基が関電のもので、「お手本」ともいわれた関電の不祥事は、業界全体に衝撃を与えている、と報じられています。責任者である関電の社長、会長は、その職や、関経連副会長、電事連会長などを辞任するつもりはない、としていますが、それで許される話ではない、と思います。

今日報じられているのは、関電の役員など20人のうち3人は、工事業者2社から直接、金品を受け取っていたことがわかった、とのこと。森山元助役が顧問を務めていた原発工事業者の高浜町の「吉田開発」ともう1社から。最初の会見では、虚偽の説明をし、個人情報だとして受け取った人や金額などを明らかにしないなど、関電のガバナンスには、呆れるばかりです。

関電は外部の第三者による調査をするとしていて、経産省も厳しく対応していくとしていますが、原発をめぐるこのモヤモヤした関係、不祥事は、ますます原発への批判を呼ぶことになって当然だと思います。

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