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極端な「最低賃金引き上げ論」に騙されてはいけない

私が「最低賃金の急激な引き上げは副作用が大きい」という1つのテーマに絞ってこれだけ繰り返し訴えるのは、日銀の大規模な金融緩和が始まった時以来です。

当時は「国々によって社会制度や価値観が違うのだから、日本では大規模緩和をしても継続して物価は上がらない」と申し上げましたら、リフレ派の識者たちから「クルーグマンは金融緩和を強めれば物価が上がると言っている」と大いに批判を受けました。それも今では懐かしい思い出です。

さて、最低賃金はメディアなどであまり取り上げられない地味なテーマではありますが、長い目で見たら消費増税と同じく、経済に与えるインパクトが大きいということをご承知いただきたいと思います。政治が安易な意見に同調して扱い方を間違えると、国民生活は今の米欧並みに近づいていくという事態を想定しておかねばなりません。

政治に携わる方々には、怪しいデータや数字に惑わされることなく、本質や実態がどうなっているのかを見極めて対処してもらいたいと期待しているところです。

詳しくは、9月30日更新の 『経済の視点から日本の将来を考える』 でどうぞ。

※マネー現代(現代ビジネス)の記事と公開日が重なったため、この記事は遅れて周知させていただきました。

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