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トロッコ問題 死から逃げ続けてきた結果 死を受け容れられない大人

あの有名なマイケル・サンデルが以前提示したトロッコ問題。岩国の学校で問題となっています。
心理教育で不安 学校が謝罪
死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」 岩国の小中学校が保護者に謝罪

TBSのグッとラック! で本日特集されていました。一人生徒の家族のクレームから学校が謝罪したことを含めて議論はすすみます。

鴻上さん、元2cHのにしむらさん、元看護師の僧侶玉置さんがコメンテーターで、なかなかいい議論がおこなわれてました。そして尾木ママのコメントも絶対否定ではなく、難しい問題に対して中立を保ちながらいい議論がされていたと思います。

以前書いたサンデルに関する記事(1)(2)です。その中から
「相手の立場で考える事で正義は定義づけられる」
を改めて思いました。私はこれを小さい頃から教育して何が悪いんだろうという立場です。
>授業は、選択に困ったり、不安を感じたりした場合に、周りに助けを求めることの大切さを知ってもらうのが狙いで、トロッコ問題で回答は求めなかったという。しかし、児童の保護者が6月、「授業で不安を感じている」と東小と市教委に説明を求めた。両校で児童・生徒に緊急アンケートをしたところ、東小で数人の児童が不安を訴えた。
周りに助けをお願いするための教材としての適切さとしては、確かに?ですが、答えのない問題に正義のあり方を問う問題として、子供たちに提示することは何の問題もないと思います。そしてその後しっかりとその不安にフォローすればよかっただけのことだと思われます。

その中で、気になったのは

「死を考えさせるのは子供にはまだ早すぎる。自分でも難しいのに。」と答えた60代の一般男性の話です。

このように死から逃げ続けてきた日本の現状をこの言葉に感じます。だから死を受けいれることができない今の日本の医療状況があるのですが、この点を元看護師の僧侶玉置さんにズバッと言って欲しかったです。(まあ今は番組上ならしの時期なんでしょうが)
>市教委によると、授業は、県が今年度始めた心理教育プログラムの一環。スクールカウンセラーによる授業については資料や内容を学校側と協議して、学校側も確認してから授業するとされていたが協議、確認していなかった
>東小の折出美保子校長は「心の専門家による授業なので任せて、確認を怠った」と確認不足を認めた。
そしてすぐに謝罪する学校。この提示されたトロッコ問題が悪いのではなく、まともに確認をしていなかった学校側の対応と、自分たちが確認していない事象にクレームいわれて何の危機対応もできなかった学校側の問題という結論が悲しい限りです。またスクールカウンセラーに責任なすりつける校長。まあこんな教師が校長なのが悲しいです。題材ではなく教える側の能力の問題にすぎませんね。

最後に、子供の教育は大人の責任。こうやって他人のせいにすること、クレームをすぐつけること、そしてすぐに謝罪することをみせることも教育です。何が大切かをしっかり子供たちに教育してください。

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