- 2019年09月28日 14:49
消費税は初めからNOを突きつけるのが正常な判断だった - 劇作家・朝倉薫
「#(ハッシュタグ)進次郎さんにキリッと朗読してほしいコメント」という、大喜利まがいの「#」がツイッター上で大にぎわいしているのをご存知の方も多いと思う。
俳優で活躍中の兄よりも人気の環境大臣小泉進次郎氏の、意味がありそうで空疎な発言を真似た発言を140文字以内で呟いて競い合う、なかなかユーモアとセンスの溢れる洒落た「セクシーな#」である。誹謗中傷ではなく俳句や川柳を競い合う句会のようで、なかなか好感が持てる。だが、小泉進次郎氏本人の発言に優る文言はまだ出てこない。
進次郎さんはキリッとした風貌から婦女子の人気も高く、過去にブログで彼への苦言を書いたときは、スタッフが心配するほど劇団のHPに苦情が寄せられたことがある。以来ぼくは小泉進次郎氏について何か物申すことを控えた。ま、軽い忖度である。
「戦時中の御用新聞」のような消費増税10%報道
ところで話は変わるが…、ついに消費税が10%に引き上げられる。
大手の新聞テレビは増税が当然のように報道し、まるで戦時中の御用新聞みたいに、ニンジンの皮まで料理しようなどと宣う新聞まで出てきた。これが笑い話じゃなくて真面目な発言なのだ。
みなさん、1890年代のフランスで発表された「シオンの議定書」という偽書をご存知だろうか?
要約すると、3つの大要からなる、いかにもありそうな作り話だが、ぼくは現在の世界情勢を思うと、あのヒットラーが議定書を逆利用したみたいに、トランプさんもプーチンさんも、ひょっとすると我が国の大将も、ソレを読んでしっかり実践しているんじゃないかと疑ってしまう。
拙い語学力で要約すると、こういう偽書だ。
「議定書」は、ユダヤ人秘密政府(シオン長老会議)による世界政府設立の計画書である。
で、その3つの大要とは、ひとつは「自由主義体制の分析と批判」、ふたつ目は「世界征服の具体的手段」、3つ目は「ユダヤ世界王国の運営」について。
苦笑しながらも読んでいただきたい。
「民衆の能力は無知蒙昧で善悪の判断力がない」例え平民出身者が権力の座についても派閥争いと内乱の末に自滅する。したがって「絶対的の専制なしに文明は存在し得ない」
人間とは権力を求めて互いに争う動物なのだから、政治においては議論など無力であり、暴力と恐怖が有効なのだ。
シオンの世界王国樹立後には徹底的に排除しなければならないものがある。それは「自由」である。
出版物には検閲、通信社を押さえて都合のいいニュースだけを流す。加えて民衆に疑念を抱かせないために、多くの政府系新聞を発行し、御用新聞、半官的新聞、そして野党的新聞を発行する。民衆は、言論の自由があると信じ、唯唯諾諾と政府にしたがう。
まだ遅くはない「消費税にはNO」を
…いかがかな?何だ、もう世界征服されてしまったのかとガックリされた方もおられましょうが、現在の世界情勢を見れば、あながち杞憂とも思えない状況かも…
パンとサーカスで満足して働くか?はたまた北欧から声を上げた16才のジャンヌダルクの元に集うか?少なくとも中身が空っぽの指導者に頼っていてはシオンの議定書が嘲笑う通り、ぼくらの国は滅亡してしまうかもしれない。
だいたい消費税などという悪知恵には、初めからNOを突きつけるのが正常な判断だったと思う。国家が運命共同体なら、全ての人が幸せであるべきだ。分かち合い助け合い、理想の国家を目指すのが指導者であり政治家だろう。
気づくのだ、庶民よ!まだ遅くはない。
朝倉薫(あさくら・かおる)
劇作家、演出家、劇団主宰、音楽プロデューサー。
1948年8月2日、熊本生まれ。1992年に音楽プロデューサー、雑誌編集から転身を図り劇団を立ち上げる。その後は作家、脚本、演出家として「沈まない船」「桃のプリンセス」「ガラス工場にセレナーデ」などの舞台を手がける。舞台はパイオニアLDC、ポニーキャニオンなどからビデオ化された。元祖アイドル声優だった桜井智は劇団員から育てた。現在も劇団「朝倉薫演劇団」を主宰する。
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