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「ご不満の場合、料金はいただきません」は有効か?

おはようございます。
最近、自分が色々なサービスに触れる機会が増えるたびに「これ、失敗したらどうしよう」とか「本当にこの価格だけの価値があるのかな?」と購入前、もしかしたら購入後も不安な気持ちを抱くことがあります。

そんなときに背中を押してくれるのが「サービスの100%保証システム」というもの。
言葉で言うと難しいですが、「納得いかなければ返金」的なあれです。


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このサービスの保証システムについて、ミシガン・ビジネススクール 准教授のクリストファーW.L.ハートがまとめた
面白い論文があるのでご紹介。。。

先日から何度か登場している、こちらの一冊です。


いかに「サービス」を収益化するか (Harvard Business Review Antho…/著者不明
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自信があるから保証ができる?

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通信販売などでのお買い物や、買ったことのないような商品を買うとき、利用したことのないサービスにお金を支払うとき・・・
最後の最後で、背中を押してくれるのが、この「~だったら返金!」というシステム。

私も関西でセミナーを開催していた頃は、悩みに悩んで、「満足していただけなければ、半額返金」という価値保証制度を導入していました。

もちろんこれは、自社の商品やサービスに自信がないから・・・といった、マイナス的な要因ではなく、自信があるからこそ!
こんなサービスを利用したことの無い方にも、勇気を出して試してもらいたいからこその、システム。

商品にはよく「お試し版」や「保証書」があったりするけれど、サービスは無形のもの。
「ご不満の場合には、料金はいただきません」
そう断言されると、そこまで言うのなら、じゃあ一度使ってみようじゃないか!、
・・・と、思わせてくれるものですよね。

そしてもちろん、開催した全セミナーでは返金のお願いをされる方は一人もいらっしゃいませんでした。
企業にとって、そんなことしたら「お客様にズルされるんじゃないか?」とか、「いちいち返金していたら、キリがないのでは?」ということが、不安のタネではあるはず。

ですが、購買の意思決定にまつわるリスクをなくすお手伝いをすることは、気軽にサービスを利用していただくきっかけになるどころか、すでにいるお客様からの信頼も高まって、おのずと販売量が大きくなるんですって。

「納得できなければ・・・」と言う言葉を聞いて、よっぽど自信が無いんだろうな、と思うのか?
それとも返金されない自信があるから打ち出していると思うのか?

人によって違うかも知れませんが、どちらにしても、お客様の意思決定の背中を押す一歩であることは間違いなさそうです。

 

ズルする人の心配をしてしまう?


「保証制度の補償金は、顧客満足と信頼への投資であると信じている」

・・・これは、「30分以内にお届けできなければ、3ドル引き」という
価値保証を始めた、とあるドミノピザフランチャイジーの言葉。


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大半の経営者が、不正などしない99%のお客様のことよりも、
不正を働く1%の人たちのことばかりを心配している中、 この保証制度を「将来への投資」とみなした企業が、のちに大きな市場シェアを獲得したことも、論文のなかで紹介されていました。

実際にドミノピザでは、以前、「30分以内に配達できなかった場合、ピザの代金はいただきません」
・・・という保証をつけていたそうですが、実際問題、お客様にとってこのサービスは気が引けるもので、3分や5分遅れただけでは、さすがに無料にして!とはいえずに、この保証制度を利用していないケースがたくさんあったそう。

そこで、「30分以内に配達できなかった場合には、3ドル割引」という保証内容に変えたそうです。

ちょっとした変化ではありますが、お客様にとって、後者のほうが、サービスの価格や、ミスの重大性、妥当性を考慮したときに、ちょうどぴったり当てはまるものだったよう。

「いかにクレームされないようにするか?」と気を張るよりも、お客様が気兼ねなく「不満足」を訴えられるようなシステムが、この「価値保証」を有効に使うために必須なんですね。

ふむふむ、なるほど。

価値保証で注意すべき5つのルール

ちなみにこの「価値保証」。
うまく適用させて企業にとっても利用者にとっても良い効果をもたらすには、 守るべき5つのルールがあるということを、論文では紹介しています。

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それらが、

  1. 留保条件がない
  2. わかりやすく、伝えやすい
  3.  なんらかの意味がある
  4. 保証の請求が簡単で、顧客に負担がかからない
  5. 払い戻しが簡単かつスピーディーである

以上の5つ。

明日の記事では、これらの5つのルールについて、もう少し掘り下げてご紹介したいと思います。

皆さんはサービスを考えるときに、どこまで利用者のリスクを考えられるでしょうか?

「価値保証をしても、実際に返金してくれ!なんて人は数パーセントに満たない」

そういった、いかにもコンサルタントが言いそうな言葉をそっくりそのまま受け入れるのではなく、その裏にどんな経営学的な理論があるのか?どんな条件でこの「価値保証」は成立するのか?

もう少し学んでみたいですよね。

明日の記事も、どうぞお楽しみに・・・!
最後までお読みいただき、有難うございました。

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