- 2019年09月21日 11:15
東大生が多くの科目でも小器用にこなせるワケ
2/2STEP1 一番遠くの目標を決める
まず重要なのは、短期的でなく長期的な展望を持つことです。
例えば東大生は、高校3年生の段階から東大の入試で何点取れば合格なのか知っている人が多いです。
どの科目でどれくらいの点数を取れば自分が合格できるのかを考えた上で、「じゃあ数学をこれくらい頑張ろう」「英語はもう少し頑張らなきゃな」と目的達成のために努力するのです。
まずは、長期的な展望から決めましょう。1年後、または10年後、一体自分がどういう状態になればいいのか、明確なゴールを持っておきましょう。それが現実的なのかどうかとか、本当にその点数が取れるのかとか、そういうことはきちんと考えなければなりませんが、しかしそういうのは後からでも考えられます。「計画通りにいかない」と何度も言っていますが、目標だってそうです。計画通りにいかないけれど、でも一度決めておくことには意味があります。そこから後から何度でも修正すればいいのです。
「出世して課長になる!」「バイトリーダーになる!」「この資格をゲットする!」など、目標を明確にしましょう。
STEP2 その目標に数字を入れて細かく具体化する
さて、ここから実践するのは、具体的に「その目標を達成するためにはどうすればいいのか?」「その点数を取るためにはどこで点を取ればいいのか?」「今の自分の成績や現状を踏まえて、どの科目でどれくらい点数を取ろう?」と考えてみるのです。
大きな仕事を10個やるなのか、企画書を10個書くなのか、数学で100点を取るなのか、何が目標なのかはわかりませんが、きちんと目標を、数字で具体化してみましょう。
数字というのは、非常にわかりやすい指標です。具体的でわかりやすく、実行に移しやすいです。数字を意識して具体化していきましょう。
STEP3 その目的を見据えて、この1カ月で何を達成するか考える
目標が見据えられたらあとは簡単です。それをクリアするために、一体何が必要なのかをしっかり考えてみましょう。
具体的には、「英語120点」と決めたのならば、どんな問題集をやればその点数が取れるのかしっかり考えてみるのです。考えたあとは、必要なものをどんどん付箋に書いていきます。「英語長文問題集A」とか「過去問演習3年分」とか、とにかく目標を書いていきます。
多分、目標が遠くにある人ほどたくさんの付箋が出てくることと思いますが、それで構いません。取りあえず何をやればいいのかをしっかり書きまくります。
その付箋の集まりは、「これをやれば目標達成ができる表」になります。「これだけやれば合格できる表」ですね。東大生は結構初期の、高校2年生くらいからこの表を作っていたと語る学生も少なくありません。きちんとSTEP1・STEP2でゴールを見据えて、そこから逆算して目標を作ったはずです。ということは、それが全部終わればあなたが目標達成できるリストが目の前に作られたことになるのです。
このリストさえできてしまえばあとはそれを1カ月ごとに入れ込んでいけばクリアです。「この1カ月間で何個の付箋を終わらせればいいか」を計算して、その中からやる付箋を決めればいいのです。例えば受験まであと1年で、36枚付箋があったら、1カ月で3枚ずつ終わらせていけばクリアできる計算になります。それから、「じゃあ今月はどの3枚をやろう?」と選んで実践していけばいいのです。
STEP4 1カ月の付箋を細分化して、1週間の目標を作り上げる
ここからは、選んだ付箋を細分化します。「本を1冊読む!」とか言ってもなかなか終わりません。しかし、「1日5ページ!」とかなら1日でも終わりますよね? 取りあえず、そういうふうに1つの付箋をたくさんの付箋に細分化します。
そして、そのたくさんの付箋の中から、また先ほどと同様に「今週は何個の付箋を終わらせればいいんだ?」「なんの付箋を終わらせよう?」と考え、何を実践するか決めます。

西岡壱誠『マンガでわかる 東大勉強法』(幻冬舎)
ここまでやればあとは実践です。自分の部屋や机に付箋を貼っておきましょう。そしてその付箋がゼロになった時、その週のノルマは達成です。
この方法なら、例えば「うーん、今日は数学の気分じゃないんだよなー」とか「あー、今日は英語はやりたくない。数学だったらやってもいいな」とか、そういう自分の気分にも対応して実行することができます。
その上、どんどん付箋を剝がしていく過程というのは結構癖になります。やることがしっかり明確になりますから、それを一つひとつ片付けていけば、「頑張った痕跡」というのが見えやすいのです。また、あと1日残して付箋がゼロになったりすると、「やったー! 明日は何もやらなくていいぞ!」となることもあります。
いかがですか? ちょっとやりたくなったのではありませんか? ぜひこの方法でスケジュールを立ててみてください!
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西岡 壱誠(にしおか・いっせい)
東京大学4年生
1996年生まれ。2浪から「暗記術」「読書術」「作文術」を開発し、東京大学経済学部に合格を果たす。全国4つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施し、高校生に勉強法を教えている。近著に『書き込み式「東大作文練習ノート」つき 東大作文』(東洋経済新報社)など。
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(東京大学4年生 西岡 壱誠)
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