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小泉進次郎氏、汚染土の県外移転めぐる“ポエム”は「言質を取らせない、うまくしのいだ回答」


 小泉進次郎環境大臣は17日、福島県の4町長(大熊・双葉・富岡・楢葉)と会談し、2045年度までに、除染廃棄物等を一時保管する中間貯蔵施設から県外に運び出す方針を改めて強調した。

 会談後、記者から最終処分場の検討が進んでいない現状と見通しについて見解を聞かれた小泉環境大臣は「これは福島県民の皆さんとの約束だと思っています。その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」と回答。

 また、具体策について問われると「私の中で30年後ということを考えた時に、30年後の自分は何歳かなとあの発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられればその30年後の約束を守れるかどうかの節目を見届けることができる可能性がある政治家だと思います。だからこそ果たせる責任もあると思う」と自身の政治家としてのビジョンに触れ、「この30年の約束もその思いで、ライフワークだと言ってきたことをしっかり形にするために全力を尽くしたいと思います」と述べた。


 こうした小泉環境大臣の発言を受けて、橋下徹氏はTwitterで「これまでのようなポエムは大臣にはいらない。(中略)ポエムではなく実行力!」とコメント。また、Twitter上では発言を揶揄するような画像も作られている。

 そうした中、東京工業大学准教授の西田亮介氏は「ポエムにはポエムなりの意味がある」と指摘。「何も言質を取らせないということ。例えば竹下登元総理が有名で、“言語明瞭意味不明”ということが言われた。はっとさせる、耳目を惹きつけることを言うが、よくよく聞いてみると何を言っているかわからないような政治家の言葉のことだ。今回の小泉氏の発言も同様のところだと思う。『正しい回答』を持ち合わせていない時に、記者に質問されたりして、それらしいことを言えるかが問われているわけで、変な約束をして言質を取られてしまうと『あの時約束したじゃないか』と指摘されかねない中でのとっさの発言だろう」と説明する。


 また、「福島県民の皆さんとの約束だと思っています。その約束は守るためにあるものです。守るために全力を尽くします」という発言にも注目し、「『約束を守る』とは言っていない。ゼロ回答。県外移設は是か非か、具体的にどうするかはバラ色の回答だ。想像の域は出ないが、この問題について事前レクを十分に受けておらず、明言することができずにうまく話を繋いだのではないか。新しく就任した大臣の失言は、従来の政策を把握せずに発言して整合性が取れなくなることにも起因するが、そういう意味では小泉氏はうまくしのいだといえるかもしれない」との見方を示した。

 小泉環境大臣といえば、“ポスト安倍”として必ず名前が上がる人物だが、「環境の問題について言うべきことは何か、改革していくとすればその起点はどこにあるのか。そういった具体的な将来のビジョンと方法を示していただきたい。それができなければ、小泉氏のこれまでの人気はバブルだったと言われてしまいかねない」と苦言を呈した。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

【映像】小泉環境大臣の“詩人”回答

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