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- 2019年09月19日 14:31
札幌市は、施設利用の内容だけで利用承認を取り消してはならない
本日の北海道新聞の記事に「「差別的」市に批判相次ぐ」という記事が掲載されていました。
日本会議北海道本部主催で、「あなたもなれる? みんなで“アイヌ”になろう?」を白石区民センターで行うというものですが、タイトルは極めて刺激的、挑発的です。
しかし、だからといってこれで施設利用の承認を取り消すことがあってはなりません。表現の自由に対する侵害であり、こうしたあり方は、表現の自由全体を狭めていきます。
北海道新聞の記事はあまりに誇張がすぎます。
また東京造形大学前田朗教授のコメントして、表現の自由の範疇にないとまで言い切っていますが、こうした憲法解釈こそ危険極まりないものです。
そこで以下の内容で札幌市(白石区)に申し入れを送りました。
本日付北海道新聞朝刊の記事を読み、以下のとおり申し入れます。
第1 申入の趣旨
集会の内容だけを理由に施設の利用承認をしない、ないしは取り消すことがあってはならない
第2 申入の理由
1 それぞれの市民(区民)には、政治的表現の自由があり、公共施設はそうした表現を実現するにあたってとても重要な役割を果たす。
2 今般、問題となっている集会のタイトル「あなたもなれる? みんなで“アイヌ”になろう?」が刺激的であり挑戦的であったとしても、それだけを理由に利用承認を取り消すことは、施設の利用のあり方として行政が表現内容に踏み込むのと同じである。
3 私自身は、そうしたそのような集会の内容には反対であるが、かかる集会を潰せという主張には反対である。
4 昨今の北海道新聞の記事も突出している。「「差別的」市に批判相次ぐ」としているが記事の内容は、一部の集団が騒いでいるに過ぎない。「市民団体」などと表記するだけで実態も報じない。
5 誰もが差別は問題であると考えている中で、こうしたぶっ潰せというようなやり方は、かえって対立を煽るだけであり、方法論としても誤っている。
6 施設利用承認を取り消すことのないよう申し入れる。
以上



