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【読書感想】転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

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転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方
作者: moto
出版社/メーカー: 扶桑社
発売日: 2019/08/09
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Kindle版もあります。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (SPA!BOOKS)
作者: moto
出版社/メーカー: 扶桑社
発売日: 2019/07/31
メディア: Kindle版
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内容紹介
「転職アドバイスが的確すぎる!」「motoさんの発言を参考にしたら年収が上がった!」など、各種SNSで圧倒的支持――! 年収240万円の地方ホームセンター勤務から、4度の転職と副業を駆使して年収5000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」の初の著書。

■今、ネットで最も注目されるサラリーマンのキャリア論

著者のmoto氏は、長野県出身の32歳。新卒で地方ホームセンターに入社し、レジ打ちからキャリアをスタート。現在は広告ベンチャーで営業部長をする傍ら、Twitter、ブログ、note、voicyなどを通じて独自のキャリア論を発信しています。

4度の転職によって、会社員として年収240万→年収1000万を実現したノウハウ、副業年収4000万円を稼ぐメソッド、さらに「本業」で成果を出すための仕事論などが多くの支持を集め、Twitterのフォロワーは約1年で5万人を突破。インタビュー記事がTwitterで日本のトレンドに入るなど、今、最も注目されているサラリーマンの一人です。

■「転職と副業のかけ算」は令和サラリーマンの一つのロールモデル

終身雇用が当たり前でなくなった昨今、サラリーマンにとっての「安定」はかつてないほど揺らいでいます。安定した会社はどこなのか、もし明日会社が倒産したらどうすればいいのか、老後のお金はどうすればいいのか――。

「まず『会社にキャリアを用意してもらう』とか『給与はもらうもの』という従来の考え方は捨てましょう。これからのサラリーマンには『キャリアを自分で取りにいく』『個人で稼ぐ力を持つ』といった考え方が必要です。それが“本当の安定"に繋がります。転職と副業は、そのための誰にでも使える術(すべ)です」(本書より抜粋)

moto氏の言葉は、「キャリアに悩む全ての人たち」に向けられたものです。決してエリートではなく、年収240万円から始まった社会人人生のなかで頭と体に汗をかきながら培ってきた、数多くの知見が本書に凝縮されています。

 世の中には、すごい人っているものだな……と感心しながら読みました。

 高校を卒業したあと、少しでも早く社会に出たい、と地元の短大を出て、アクティブな就職活動で大企業の内定を得たにもかかわらず、地元のホームセンターに就職して、「現場での経験」を積むというキャリア形成は、そう簡単に真似できるものじゃないよなあ、とも思ったのです。

 著者は、その「人とは違うキャリア」を自分のセールスポイントにして、転職をするたびに年収と周囲からの評価をあげていったのですが、もし、内定していた大企業にそのまま入っていたら、どうなっていたのだろう?と想像してしまいます。

 そこでもやはり、頭角を現したのではないか、というのと、そういう「やる気に満ちあふれた人たちの集団」に入っていたら、目立たない存在として、周囲に埋没してしまったのではないか、というのと。
 著者にとっては、回り道にみえるほうが、おそらく「正解」だったのではないか、とは思うのですけどね。

 32歳で年収1000万円というのは確かにすごいけれど、転職サイトなどでの副業で年収4000万円ということに、僕は驚いてしまいました。

 30代前半で年収1000万円というのは、業種によっては至難ではないのですが、副業で4000万円というのは、ちょっと想像もつきません。

 読んでいると、すごい、すごい、と思ってしまうのだけれど、著者には特別な資格があるわけでも、親が資産家で「種銭」があったわけでもないし、東大や京大、ハーバードを出たわけでもない。

 熱意と粘り強さと人生設計の工夫で、人はここまでの「必要とされる人材」になれるのです。
 正直なところ、「ここまで他者にアピールし、自分の力を限界まで引き出して仕事をする」ことができるのは、ひとつの才能だよな、とも思うんですけどね。

 就職先として検討していた企業の選考がすべて終わった後、僕は地元のホームセンターの面接を受けました。

 普段からよく買い物をしていたホームセンターだったのですが、いつ行っても店内のレイアウトが雑で、価格設定も近隣の店舗と比較するといまいち魅力がなく、素人目線でも改善点を挙げられるようなお店でした。キラキラした雰囲気もなければ給料も高くない。地元に根ざした「THEホームセンター」です。

 ただ、このホームセンターはそれまで受けていた大手企業と違い、入社後に自分がやるべきことが”解像度高く”描けました。店舗のレイアウトを変更したり、商品の値段や広告の構成を変えれば、自分でも確実に今よりもいいお店にできる。そんな根拠のない自信がありました。

 迎えた就職試験では、「僕ならお店をこう改善します」と、意気揚々と社長にプレゼン。生意気なことを言ったにもかかわらず、社長は、「じゃあ、やってみてよ」とその場で内定を出してくれました。

 面接で社長が言ってくれた「まずは現場からやってみなさい。必ず君を引き上げる」という言葉も後押しになり、その場で内定を承諾。しかし、その意思決定を親や同級生に伝えると、返ってきたのは猛烈な反対の声でした。

「絶対に大手企業に行ったほうがいい」

「ホームセンターから転職なんてできるわけない」

「それなら大学に編入したほうがいい」

 彼らのアドバイスはみな同じでした。しかし僕は、ホームセンターには絶好の成長機会があると考えていた。自分でこのキャリアを正解にしていくしかない――そう決意し、ホームセンターに入社したのです。

 結果的に、年収240万円でスタートしたホームセンターのキャリアは、10年後に年収1000万円を稼ぐ営業部長への第一歩となりました。

 僕も著者の知り合いだったら、止めていたと思います。

 僕のこれまでの人生を思い返してみると、身近でみてきた大きな成功を収めている人(たとえば、世界的に有名な大学の教授)というのは「この人は、どんな仕事をやってもうまくいっていたんじゃないかな」という印象ではあるので、著者も、どのルートを通っても「成功」していたのかもしれませんが。

 この本には、これまで著者が積み上げてきた「転職のノウハウ」も書かれています。

 転職先の探し方、転職エージェントとの付き合い方、自分の実績のアピールのしかたなど、かなり実践的な内容です。

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