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「原発処理水、海洋放出しかない」発言


  閣僚としての任期も後1日となりました。閣議後の記者会見は今日で最後になります。「一年を振り返って印象は何か」との記者質問があったので、思いつくままに話しました。プラスチック汚染対策、パリ協定、原子力対策ほか動物愛護対策、国立公園視察、新宿御苑改革までその範囲は余りに広い。石炭火力の抑制については、遂に東京電力宛てに環境大臣の要請文書を発したことも思い出すままに話しました。

  そして東京電力福島の原発問題では、汚染処理水の問題についてはあえて「海洋放出、稀釈の方法しか解決策は残されていない。漁業者の被害、風評被害、韓国などの国際非難・・・など大変な困難は待ち受けているが、しかし、われわれは何処かで結論を出さなければならない。」と話しました。

「この汚染処理水の排出については、安全性、科学的基準は全て満たされている。原子力規制委員会の委員長も2代に亘ってはっきりと早く放出稀釈すべしと発言している。世界の、日本の、全ての原発からは処理水海洋放出が当たり前のように行われており、何の問題も起こっていない。」「そして最も大事なこと、それは国が責任をもって漁業者を中心に地域の潜在被害者に全面的な補償を約束すること、風評被害や外国の風評懸念には、逃げずに正面から、科学的安全性と世界基準を徹底的に説明することで、必ず理解されるはずだ。」と続けました。

  福島の現場に行くと誰でも分かる、処理水を貯留するに何百の貯留タンクを作っており、2、3年後にはさらに新しい場所を見つけて巨大なタンクを作らなければならない。国民はその不条理には早く気づかなければならない・・・

  誰かが言わなければならない。この思いが多分私を追い立てた。汚染水対策は、厳密には環境大臣の所管でなく経産省の所管だという。しかし原発問題は国家国民にとって決定的に重要なもので、原子力規制委員会こそ最も権威ある環境省の部局である。私は「環境大臣」の前に「国務大臣」、その前に国民を代表する「国会議員」であって、国家に必要なことは発言する。国益のためには誰かが言わずに、この大問題をズルズルと引っ張るわけにはいかない。

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