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- 2019年09月13日 12:34
日韓関係悪化で「紅白」でのK-POP処遇に気を揉むNHK - 山根弘行

BLOGOS編集部
日韓関係悪化の中、韓国アーティストを出場させるのか?

AP
「政治」と「文化・音楽」は別と言っても、今や〝国営放送〟とも化しているNHKが出場歌手に関して〝忖度(そんたく)〟しないはずがない。現時点で、大みそかに出場が有力視されているK-POPアーティストを列挙してみると――。
TWICE

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東方神起

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その他、4人組の「アジアに舞い降りた次世代ガールクラッシュグループ」BLACKPINKや男性13人グループのSEVENTEEN、さらには全世界を股にして活躍する男性7人組ヒップホップグループのBTS(防弾少年団)も〝当確〟だが、例え選ばれても「どうして、日本の歌番組に出るんだ!」といった母国での〝風当たり〟を考えると、「辞退」という選択肢もありそうだ。
IZ*ONE

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IZ*ONEは日本と韓国合同の「グローバル女性アイドルガールズグループ」である。2018年に韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」で放送された日韓合同オーディション番組「PRODUCE 48」の中で、AKB48グループに所属するアイドル39人と韓国の芸能事務所に所属する練習生57人の総勢96人の中から、韓国の視聴者投票で選ばれた12人のメンバーによって結成された。
日本人は宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美の3人で、韓国人メンバーは9人。今回のビッグライブを成功させただけでなくシングルも、デビュー作から2作連続で大ヒット。CDの売れない時代にあって、異彩を放っていて、音楽関係者の間では、「IZ*ONEは今年の紅白歌合戦への出場有力」とウワサになっているのだが…。 「出場者の選考基準は、民意を反映させる」と公言するNHK。世論の動き次第では、K-POPアーティストたちの出場を控えるという判断をする可能性もある。紅白初出場を目指すIZ*ONE関係者にとっては、気を揉む季節の到来だ。
山根弘行(やまね・ひろゆき)
芸能ジャーナリスト。鳥取県三朝温泉出身。明治大学法学部法律学科卒。行政書士。元日刊スポーツ新聞社編集局文化社会部記者。在職中に「日本レコード大賞」の審査員をつとめ、「宮沢りえ&貴乃花の破局」のスクープで社長賞に輝く。その後、テレビ朝日のワイドショー「スーパーモーニング」の芸能テスク兼レポーターを皮切りに、よみうりテレビ「週刊えみぃSHOW」やフジテレビ「直撃LIVEグッディ!」「バイキング」「とくダネ!」「Live News it!」 など情報・報道系の番組にコメンテーターとして多数出演。TV番組やイベントのキャスティング、PR等の業務も行っている。
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株式会社文化通信社は1952年に映画の業界専門紙としてスタート。その後、放送業界、音楽業界へと取材範囲を拡大していった。現在では映画、放送、音楽を中心としたエンターテインメント業界を内側からウォッチし続けている。その情報は「日刊文化通信速報」「月刊文化通信ジャーナル」として購読されている。
特に、「月刊文化通信ジャーナル」は、映画を中心にした綜合エンターテインメント専門誌として55年の歴史を刻んでいる。特に映画系では唯一の業界専門誌として認知されている。
また、関連会社には株式会社文化通信エンターテインメントがある。文化通信社が培ったノウハウを生かしての新規事業や版権事業などを行なっている。文化通信社創立55周年の際はシンガーソングライター松山千春の自伝「足寄より」を「旅立ち〜足寄より」として映画化、さらに60周年では舞台化してきた。
特に、「月刊文化通信ジャーナル」は、映画を中心にした綜合エンターテインメント専門誌として55年の歴史を刻んでいる。特に映画系では唯一の業界専門誌として認知されている。
また、関連会社には株式会社文化通信エンターテインメントがある。文化通信社が培ったノウハウを生かしての新規事業や版権事業などを行なっている。文化通信社創立55周年の際はシンガーソングライター松山千春の自伝「足寄より」を「旅立ち〜足寄より」として映画化、さらに60周年では舞台化してきた。