記事
- 2019年09月13日 12:04
東洋経済オンラインの連載をやめる理由
国の政策や方向性について議論をするのは、基本的に良いことだと思っています。ですから、建設的な議論は大歓迎であります。
ところが、議論をするうえで絶対にやってはいけないことがあります。それは、口汚い表現を使って相手をののしることです。
デービッド・アトキンソン氏の記事がその典型です。その記事のなかでは、私が最低賃金の引き上げ反対論者とされていて、「無知すぎて呆れる」と誹謗されているのです。
そもそも私は最低賃金の引き上げに反対ではないのですが、日本経済の実力を超えて引き上げてしまうと副作用の方が大きいと申し上げてきました。イギリスの古い論文を論拠にするより、日本の近年の研究や論文のほうが信頼するに値すると考えているからです。
アトキンソン氏に申し上げたいのは、「批判をするのは構わないが、私の文章をしっかりと読んだうえで批判を展開してもらいたい」ということです。引き上げ反対論者ではない私を反対論者として記事にすることは、事実の歪曲に当たります。
彼の歪曲を許容している東洋経済は、コンプライアンスをどうこう言う以前に、言論メディアとしてアウトだと思っています。東洋経済の姿勢が改まらないかぎり、私に連載を続けていくモチベーションはありません。
ところが、議論をするうえで絶対にやってはいけないことがあります。それは、口汚い表現を使って相手をののしることです。
デービッド・アトキンソン氏の記事がその典型です。その記事のなかでは、私が最低賃金の引き上げ反対論者とされていて、「無知すぎて呆れる」と誹謗されているのです。
そもそも私は最低賃金の引き上げに反対ではないのですが、日本経済の実力を超えて引き上げてしまうと副作用の方が大きいと申し上げてきました。イギリスの古い論文を論拠にするより、日本の近年の研究や論文のほうが信頼するに値すると考えているからです。
アトキンソン氏に申し上げたいのは、「批判をするのは構わないが、私の文章をしっかりと読んだうえで批判を展開してもらいたい」ということです。引き上げ反対論者ではない私を反対論者として記事にすることは、事実の歪曲に当たります。
彼の歪曲を許容している東洋経済は、コンプライアンスをどうこう言う以前に、言論メディアとしてアウトだと思っています。東洋経済の姿勢が改まらないかぎり、私に連載を続けていくモチベーションはありません。