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フェイスブックのリブラ、欧州では認めず=仏経財相


[パリ 12日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は12日、米フェイスブック<FB.O>の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」について、現在の条件では欧州での運営は認められないと表明した。

金融面のシステミックリスクに加え、国の主権が脅かされるリスクや、市場の支配的地位が悪用されるリスクがあるとしている。

同相は「リブラに対するこうした諸々の懸念は深刻だ。したがってはっきりと言いたい。こうした条件では、欧州でリブラの開発を認めることはできない」と述べた。

同相は、公的なデジタル通貨を検討する可能性について、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁、ラガルド次期総裁と協議したことも明らかにした。

経済協力開発機構(OECD)の会合で述べた。

フランスがどのように欧州連合(EU)からリブラを締め出すかについては詳述しなかった。

リブラの運営団体であるリブラ協会の担当者は、規制当局による精査を歓迎すると表明。当局に協力する意向を示した。

リブラ協会は、EU非加盟のスイスに決済システムの免許を申請したが、同協会はロイターの取材に対し、EU域内で免許を申請するかには答えなかった。

リブラを巡っては、主要7カ国(G7)が7月、全ての懸念が解消されるまで導入を認めないと表明。スイスの規制当局も、厳格なマネーロンダリング(資金洗浄)防止法に加え、通常銀行に適用される厳しい規制の対象になる可能性があるとの見通しを示している。

ルメール経済・財務相は「通貨の将来的な民営化には、支配的地位が悪用されるリスク、国の主権が脅かされるリスク、消費者・企業に対するリスクが伴う」と発言。

「リブラに20億人のユーザーがいれば、システミックリスクも直ちに生じる。この通貨や準備資産の運用が機能不全に陥れば、相当な金融の混乱が起こり得る」と述べた。

*内容を追加し、カテゴリーを広げました。

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