- 2019年09月12日 16:00
「屋根がない生活」に不安も…台風15号の被害が大きい館山市内の現状
2/2停電の悩みは「お風呂」
地域の中でも、家のある場所によって停電状況には差がある。一部の地域では電気が使えるが、港寄りの多くの家では未だに停電が続く。水道は使用できるが、電気給湯機の家が多いため「大変だったのはお風呂に入れなかったこと」という声も多く聞かれた。
「2日間は冷たい水でシャワーを浴びた」という人もいたが、自衛隊が入浴サービスを開始したことで、お風呂の問題の解決に安堵する住民も多いようだ。
ただ、こうしたサービスの情報が届かない、という不満も上がっている。行政や自衛隊の情報については設置された拡声スピーカーで放送されるが、内容がほとんど聞き取れない場所がある。
特に少しの移動にも苦労する高齢者に、必要な情報が届かない状況が起こりやすい。そのため見聞きした情報を積極的に伝え合うような住民の姿が見られた。

炊き出しの実施に喜びの声も
食事についての悩みも多い。近隣のスーパーでは品薄が続くため「カップ麺など、とりあえず食べられればいい食事が続いているので、温かくて美味しいものが食べたい」と話す高齢女性も。12日には布良にキッチンカーが入り、午後から夜にかけて炊き出しが行われることになった。

炊き出しを企画・実施したのはキッチンカーのポータルサイトを運営するKITCHEN CAR'S JAPANのメンバー。千葉市を拠点とするメンバーを中心に前日に企画を開始し、寄付を募り、現地の青年会と連絡を取り合い、12日には早くも実現にこぎつけた。
大変な状況だと聞いたので、何かできないかと思い昨日から動き始めました。ご飯も満足に食べられないと聞いたので、少しでも助けになればと思います。(KITCHEN CAR'S JAPAN・武田さん)
市の広報車が炊き出しの実施を伝えると、開始時刻前から住民が集まり始め、ある住民からは「温かいご飯が食べたかったのですごく嬉しい」という声も聞かれた。



