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「屋根がない生活」に不安も…台風15号の被害が大きい館山市内の現状

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非常に強い勢力で各地に爪痕を残した台風15号。被害の大きかった千葉県南部では、現在も停電が続くなど日常生活に大きな影響を残している。

無灯火の信号機も依然として多い

館山市内では、幹線道路にも灯火していない信号機が見られるほか、停電の影響で休業する小売店が目立った。その一方、店舗の外に商品を並べるなどして営業する店舗もあり、食料品や生活物資を求めて多くの地元住民が訪れていた。

市内のあるコンビニエンスストアは、自家用発電機でレジ周りにのみ給電し、時間を短縮して営業。冷蔵庫などは使用できず、店内は暗いままだが、水や飲み物を購入する人が目立った。

市街地では携帯電話の電波も安定しているが、中心部から外れた地域に入ると依然として繋がりにくい状況が続いている。地元住民からは「通信障害が起きていて、ほとんど電波が入らない。家の電話が繋がる前までは、外部との連絡が取れなかった」という声も聞かれた。

電波が届かないため、必要な情報を知ることができない地域も多い:BLOGOS編集部作成

ブルーシートが足りず、作業できる人もいない

千葉県南部でもとりわけ被害が大きかったとされる地域のひとつ館山市布良。11日午後時点でまだ停電が続くこの集落では、強風で屋根が吹き飛ばされる被害が相次いでいる。業者に修理を頼もうとしても「皆が同じ建築業者に修理を依頼するような状況なので、修理がいつになるかわからない」(地域住民)という。

一帯には屋根が壊れた家屋が多く見られる

雨漏り対策の応急処置として、ブルーシートを張ろうにも「そもそもブルーシートがない」という問題がある。アクセスできる圏内にあるショッピングセンターでは品切れが続き、自治会館で配布されるものもすぐに予定枚数がなくなってしまうということだ。

「用意できる予定枚数が少なく、配布開始の情報も届かない」と話す住民も

また、ブルーシートが入手できても2階建ての家屋の屋根に自ら登ることのできる住民は多くない。屋根が飛ばされ、近隣の人と協力して屋根にシートを張ったという70代の女性は次のように話した。

職人さんもいつ来てくれるかわからず、この辺りは手伝ってくれるような若い人もいません。私は一人暮らしなので、雨水をしのぐために配給されたシートをとりあえず自分たちで張りました。でも、一時しのぎにしかなっていないので、今後天気が崩れた時が心配です。

屋根がこんな状態で家の中も水浸しなので、停電が終わってもブレーカーはあげられない。少しでも乾かないかと思って、窓と戸を開け放っています。
屋根が丸ごと飛ばされたため、シートで応急処置を行ったという

市にも協力を求めているものの、「しばらくはこのまま(屋根がないまま)です」と不安を明かしていた。

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