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児童虐待死対策『目黒区結愛さん(当時5歳)虐待死の母親に懲役11年求刑』

母親の「死にたい。結愛のところに行きたい。どうやって罪をつぐなえばいいか分からない」とおえつ混じりの言葉に傍聴席のあちこちからすすり泣く声が漏れた。との記述の「すすり泣き」とは、取り返しのつかない罪を犯した母親への「決して他人事ではない」との我が事としての悔恨のすすり泣きではなかったか。なぜ最悪の事態を防げなかったのか、への社会全体としての懺悔のすすり泣きではなかったか。

結愛さんが亡くなる昨年3月2日、自力で歩けない結愛さんに添い寝した母親は「小学校に上がったら楽しいことをしよう」などと結愛さんに声をかけたが、結愛さんは「おなかが痛い。おなかが痛い」と言ってまぶたを閉じた…。

結愛さんは、同年代の子どもより体重が3分の2ほどしかなかった。
私の下の子と同じ年齢なだけに、体重含めて、痛ましく、いたたまれない思いで胸が塞がれる思いがします。

目黒区の事件を受けて、当時私も児童虐待防止法改正案作成に走り回った法案をベースとする改正法が、残念ながら当時与党の審議拒否で、結局法案成立が1年も遅れ、改正法施行が来年4月となっている中、今回の鹿児島県出水市で4歳の璃愛来さんの虐待死が起こってしまった。

ここで詳細は述べませんが、目黒区と鹿児島県出水市の虐待死事件は、児童相談所、自治体、警察、病院などの連携不足、転居、家族背景など共通点も多い。

児童虐待通報件数は、過去最悪の年間16万件。
3.3秒に一件通報されている現実がある。

また結愛さんのように、配偶者(母親)へのDVと児童虐待が並行しているハイリスクケースへの介入・支援体制強化(児童相談所は支援、警察や法律家などで介入判断などの機能分担)も待ったなしの急務です。

次の国会でも、来年4月の改正児童虐待防止法施行に向けて、詰めるべき内容をさらに詰めていく取組を進めたい。

先週木曜日の私からの要望(児童相談所ほか関係機関の連携はじめ目黒区事件受けて制定したガイドライン実施の正確性の全国緊急点検など)の翌日に、厚生労働省は、調査し公表すると、要望に応える姿勢を示して頂いたことは評価したい。

問題は、加害親を責めるだけでは、結愛さんや、璃愛来さんのような悲劇は減らないということだ。

好き好んで、我が子や子どもを虐待死させる親などいない。

虐待されて育った親の3分の1が、自身の子どもに同じく虐待してしまうデータもある。

そうした加害親への介入(一時保護)と支援を児童相談所任せにするのでなく、警察や法律家などが児童相談所と連携して、介入、支援各々のフェーズでアクションを起こし、次のフェーズにつないでいけるだけの、人員、専門家の配置も急務で、私も関わった改正児童虐待防止法の肝でもある。

今日は、安倍内閣改造が発表されるそうだが、誰が大臣になっても、この問題をライフワークとして取り組むことに変わりはない。

また、安倍政権はもう6ヶ月も予算委員会を審議拒否しているが、国会を開いてもらわないと、こうした審議もできない。

内閣改造しても、国会を開かないなら意味がない。

早期の国会審議を求めたい。

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